【第十八話】佐白山(昼編)映画リングのモデルとなった舞台で呪いの井戸を発見する。
YouTubeで見る ↗第十八話「呪縛地」の本編(昼編)。茨城県笠間市の佐白山・笠間城跡で、伝説の井戸を探す回である。
城内にあったとされる「貞子井戸」にまつわる伝説や、山中で武者の姿をした人影を見たという体験談が語られることがある。ただしこれらの多くは口伝によるもので、史料的な裏付けは確認されていない。映画『リング』のモデルとされる井戸には複数の説があり、どれが元になったのかも定まっていない。
本編では、その井戸を実際に確認し、周辺で撮影を行った様子が収められている。演出を含むエンターテインメント作品であり内容を保証するものではない。現在は観光地として整備され、昼間は多くの人が訪れる史跡公園である。夜間の立ち入りは控えてほしい。
この回のポイント
昼編では、伝説の井戸を実際に確認し、周辺で撮影を行っている。見るうえで押さえておきたいのは、映画『リング』の貞子は架空の人物で、原作では遺体が遺棄された井戸は箱根の施設の下にあるという設定だと紹介されている点である。笠間の井戸がそのモデルだという話を裏づける資料は、当サイトでは確認できていない。モデルをめぐっては複数の説がある。
当サイトの考察
これは推察だが、山城にとって井戸は籠城を支える命綱であり、水が尽きれば城も尽きる。そうした「水の手」の記憶が、のちに創作の井戸のイメージと重なって語られるようになったのではないか。また、取り壊された天守の部材は、天守台の上にある佐志能神社の拝殿に使われたとされる。城は壊されても、木材は祈りの場として使われ続けた。当サイトの見方では、これは「怨念が残る城跡」という見方とは反対に、敗れた者も勝った者も同じ山に積み重なり、やがて祈りの空間として受け止められていった歴史を示している。
お気に入り登録すると、マイページから登録した記事をまとめて確認できます。