干支占いの説明を読む
占術について:十二支(子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)は、古代中国で生まれた年・月・日・時を数える体系で、日本には暦とともに伝わり、生まれ年の動物として広く親しまれています。もとは単なる記数法でしたが、後にそれぞれの支に動物が当てられ、性格や相性を語る占いの題材としても使われるようになりました。年賀状や還暦のお祝いなど、日本の暮らしの節目にも深く根づいています。
なお、この占いは1月1日で年が変わります。1月1日〜2月3日ごろに生まれた方は、立春(2月4日ごろ)で年が変わる流派では前年の干支として読まれるため、そちらも参考にしてください。
由来と怪談コラム:十二支に猫がいないのはなぜか――締め出された獣の行方
この占いにまつわる言い伝えや不思議な逸話を、当サイトの見方とあわせて紹介する読み物です。
十二支に猫がいない理由として、日本各地に似た昔話が伝わっています。神様が「元日の朝、挨拶に来た順に十二番目までを年の守りにする」と告げたところ、日にちを忘れた猫がねずみに尋ね、わざと一日遅い日を教えられてしまった。そのせいで猫は選に漏れ、以来ねずみを追い回すようになった――という筋です。ねずみが牛の背に乗って門の前まで運ばれ、最後に飛び降りて一番になったという話も、沖縄などで語られています。
一方、ベトナムの十二支には兎の代わりに猫が入っており、稲を荒らすねずみを捕る猫が農村で大切にされたからだ、中国語の兎の音が猫を指す言葉に似ていたからだ、など複数の説があります。日本で締め出された猫は、別の土地ではちゃんと暦に居場所を得ていたわけです。
その日本では、猫は死と結びつけて語られる獣でもありました。葬列から亡骸を奪い去る妖怪「火車」は、猫の姿をとると考えられるようになっていきます。
当サイトの見方では、暦から締め出された猫が、あの世との境目に居場所を見つけたのは偶然ではないように思えます。これは推察だが、人は「数えられないもの」「枠に入れられないもの」を夜の側へ押しやりがちです。十二の枠からこぼれた獣に、人びとは言葉にならない恨みと不気味さを重ね、死者の傍らに立たせたのではないでしょうか。
詳しい解説記事:この占術の由来・読み方・当サイト独自の考察を、じっくりまとめた解説記事があります。
干支(十二支)とは何か ― なぜ12の動物が生まれ年を表すのか、由来の諸説と「守り本尊」までやさしく解説お気に入り登録すると、マイページから登録した記事をまとめて確認できます。