佐賀県唐津市に伝わる松浦佐用姫伝説を記録する。夫の船を領巾(ひれ)を振って見送った悲恋の物語が、なぜ「石になった女性」として語り継がれてきたのか、さらに『肥前国風土記』には全く異なる「蛇婿」の暗い異伝が残る理由を考察する。