仙台市青葉区と太白区の境、竜の口渓谷に架かる八木山橋。昭和6年に八木久兵衛が架けた吊り橋に始まる歴史、約500万年前の海が刻んだ地層、仙台城を守った谷の記憶、そして心霊スポットとして語られる噂の成り立ちを静かに記録する。
宮城県大崎市の鳴子温泉郷の奥にある「鬼首(おにこうべ)」。延暦20年、坂上田村麻呂に討たれた豪族の首が飛んできたという生々しい地名伝説と、今も熱泉が噴き出す地獄谷の光景、難読地名に残る土地の記憶を、温泉地としての今の姿とあわせて記録する。