愛媛県松山市の化け狸・隠神刑部と、日本三大狸話に数えられる「松山騒動八百八狸物語」の記録。松山藩のお家騒動に巻き込まれた808匹の大狸が稲生武太夫に封じられた経緯と、山口霊神として今も祀られる姿を、守護者か反逆者かという視点から考察した。
広島県三次市に伝わる実録怪異譚「稲生物怪録」を記録する。江戸時代の寛延2年(1749年)、16歳の少年・稲生平太郎のもとに30日間も次々と怪異が現れ続けたという記録が、なぜ実話として今も語り継がれているのかを考察する。