鴉番組 KARASU CHANNEL
N 35°41′ / E 139°41′
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HOMESIGHTSEEING利尻町の観光スポット|利尻富士の南西麓で、溶岩の海岸と島の歴史をめぐる

利尻町の観光スポット|利尻富士の南西麓で、溶岩の海岸と島の歴史をめぐる

監修:鈴king.(鴉番組/オカルト・ホラー取材7年)

目次

この町の観光スポット(北から順)

番号は記事の紹介順(北から順)と同じです。ピンを押すと名前が出ます。位置はおおよそのものです。

  1. 会津藩士の墓 江戸時代の北方警備で利尻島に渡った会津藩士が眠る墓所。沓形の種富町にあり、町の史跡に指定されている。
  2. 沓形岬公園 利尻山と礼文島を同時に望む島の西端の岬。島の人は「どんと岬」と呼び、夕陽と海岸の花の名所になっている。
  3. 見返台展望台 利尻山の5合目、標高約500メートルにある展望台。車で近くまで上がれ、眼下の樹海と海を一望できる。
  4. カムイテラス(神居海岸) 溶岩の海岸に張り出した展望デッキ。夕暮れの海と礼文島の島影、6月には岩場を染めるエゾカンゾウが見られる。
  5. 北のいつくしま弁天宮 仙法志の海岸近くにある弁天宮。島の歴史や信仰の面影をとどめる場所で、近くには「寝熊の岩」などの奇岩がある。
  6. 麗峰湧水 利尻山の麓、道道沿いの水汲み場。山に降った雨や雪解け水が、約30年かけて湧き出したとされる清らかな水。
  7. 利尻町立博物館 利尻島の自然と歴史の資料を集め、後世に伝える町立の博物館。仙法志地区にあり、貝塚の出土品なども収蔵する。
  8. 仙法志御崎公園 利尻島の最南端にある公園。溶岩が作った黒い奇岩と利尻山を望み、夏にはゴマフアザラシが姿を見せる。
MAP DATA © OPENSTREETMAP CONTRIBUTORS
この町の基本情報(所在地・最終確認日・ご注意)を見る
所在地
北海道利尻郡利尻町
最終確認
2026.10.06
ご注意
営業時間・料金・休業日は変わりやすいため載せていません。お出かけ前に各施設の公式サイトでご確認ください。

利尻町ってどんな町?

利尻町は、稚内の西およそ50キロの日本海に浮かぶ利尻島の、南西側にある町です。島の中央には標高1,721メートルの利尻山(利尻富士)がそびえ、町は北の沓形(くつがた)地区と南の仙法志(せんほうし)地区に分かれています。1956年に、沓形町と仙法志村が合併して今の利尻町になりました。

この記事では、利尻町内の見どころを緯度の大きい順、つまり北から順に紹介します。島の歴史を伝える墓所、夕陽の名所、溶岩が作った海岸線、山の中腹の展望台、湧水、博物館、島の最南端の公園まで、昼の利尻を一周するつもりで読んでみてください。

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1. 会津藩士の墓

1807年、幕府の直轄地となっていた利尻島をロシアの艦船が襲う事件が起きました。幕府は急ぎ会津藩に北方の警備を命じ、約250人の藩士が島々に送られます。ロシアとの本格的な戦いにはなりませんでしたが、厳しい自然と食料の不足のため、この地で命を落とした藩士がいました。

利尻島にはこうした墓が3か所に残り、沓形の種富町にあるのはそのうちのひとつです。ここに眠る2人は、樺太の警備を終えて戻る船の上で亡くなったと伝えられています。いまは町の指定史跡として守られています。

これは推察だが、遠い会津から海を越えて来た人々の墓が、島の人の手で今日まで手入れされてきたことは、土地の人が彼らを他人と思わなかった証ではないだろうか。墓所ですので、静かに手を合わせる心づもりで訪ねてください。駐車場は広くありません。

2. 沓形岬公園

沓形岬公園は、島の西側に突き出た岬を公園にした場所です。黒い溶岩が海岸線を縁取り、背後には利尻山、沖には礼文島が見えます。5月ごろのクロユリに始まり、6月はエゾカンゾウやハマナス、7月はチシマフウロと、季節ごとに咲く花が入れ替わります。

園内には、この町に生まれた作詞家、時雨音羽(しぐれおとは)の詩碑が立っています。時雨は1893年に沓形で生まれ、雑誌に載せた詞をきっかけにレコード会社の作詞家となって、「君恋し」などのヒット曲を書きました。1960年に歌「出船の港」の詩碑が建てられてから、島の人はこの岬を歌詞にちなんで「どんと岬」と呼ぶようになったそうです。

夕方、水平線に日が落ちるころは特に人気があります。ただし、岬は風が強く、足もとは溶岩の岩場です。海に近づきすぎないよう気をつけてください。

3. 見返台展望台

見返台は、利尻山の沓形コースの起点にあたる場所で、標高はおよそ500メートル、登山道でいえば5合目にあたります。山の中腹まで車で上がれるため、本格的な登山装備がなくても、島の山の懐の景色を味わえます。

駐車場から、未舗装の急な階段を上ると視界が開けます。足もとには深い樹林が広がり、その先に日本海の水平線が続きます。振り向けば、山頂へ向かう稜線が間近です。空気が澄む秋には稜線がはっきり見え、夜には星や街の明かりを眺める人もいます。

ここから先の沓形コースは、難所や崩れやすい場所があって上級者向けとされています。展望台までは気軽でも、山頂をめざすなら装備と計画、携帯トイレの準備が必要です。標高が上がるぶん、海辺より気温が低く、天候も変わりやすい点にも注意してください。

4. カムイテラス(神居海岸)

カムイテラスは、沓形の市街地からほど近い神居地区の海岸にある展望デッキです。日本海へせり出す形で作られ、足もとには、溶岩が長い年月をかけて形作った荒々しい岩肌が広がります。打ち寄せる波が岩に当たって白く砕ける様子を、すぐ近くで見ることができます。

6月ごろには、黒い岩場の近くにエゾカンゾウの黄色い花が咲きます。エゾカンゾウは利尻町の「町の花」でもあり、島の初夏を代表する風景です。夕方には、水平線に沈む太陽が海を赤く染め、対岸の礼文島の影がくっきり浮かびます。夜にはライトアップが行われることもあるそうです。

同じ神居の海岸には、磯の生き物にふれる体験などを行う施設もあります。岩場は波にぬれて滑りやすいので、デッキから外れて海辺へ降りるときは足もとに気をつけてください。

5. 北のいつくしま弁天宮

北のいつくしま弁天宮は、仙法志地区の海ぞいの道の近くにある祠です。観光案内では、利尻島の歴史や日本文化が残る場所として紹介されています。これは推察だが、弁天は水や海にかかわる神として知られるため、漁で暮らしてきた島の人々の願いが込められているのではないだろうか。

すぐ近くには、熊が寝ているように見える「寝熊の岩」と、人の顔に見える「人面岩」が並びます。いずれも波と風が削った溶岩の岩で、見る角度や光の具合によって印象が変わります。写真でしっかり形が分かるよう、まず海側から少し引いて眺めるのがおすすめです。

弁天宮は今も人々が手を合わせる場所です。参拝するときは、境内で大声を出したり、供え物や社殿に触れたりしないなど、静かに礼を尽くしてください。写真撮影も、ほかの参拝者の邪魔にならないよう配慮をお願いします。

6. 麗峰湧水

麗峰湧水は、仙法志地区の道道108号ぞいにある水汲み場です。山に降った雨や雪どけ水が、利尻山の山体をゆっくり通り抜けるうちに磨かれ、30年余りの時を経て地上に湧き出ていると紹介されています。

コンクリートの注ぎ口から絶えず水がこぼれ、真夏でも指先がひんやりするほど冷たい水です。持ち帰りは自由とされ、地元の人も、ドライブ中の旅人も、ボトルを手に立ち寄ります。島を一周する道のなかの小さな休憩所として、頭の片隅に置いておくとよい場所です。

生水として飲む場合の水質や、水量の変化は、そのときどきで違うことがあります。飲用の可否や注意点は、町の公式サイトや観光協会の最新の案内を確認してください。後に続く人のために、周りを汚さず、水を大切に使いましょう。

7. 利尻町立博物館

利尻町立博物館は、利尻島に関する資料を集めて記録・保存し、次の世代に伝えていくことを目的にした町立の博物館です。所在地は仙法志本町で、島の自然や歴史を調べる研究活動と、それを広く知らせる普及活動を行っています。

収蔵品のひとつに、亦稚貝塚(またちかいづか)から出土した遺物があります。この遺物は北海道の有形文化財に指定されており、遠い昔から人が島で暮らしていた手がかりになります。利尻島は松前藩の交易の場として開かれ、ニシン漁で栄えたこともあり、昆布やウニの島として知られるまでには長い歩みがありました。

悪天候や災害のとき、道路の状況が悪いときなどは、予告なしに休館することがあります。訪ねる前に、開館状況を公式サイトで確認してください。島の自然や歴史を知ってから他の場所を歩くと、同じ景色が違って見えてくるはずです。

8. 仙法志御崎公園

仙法志御崎公園は、利尻島のいちばん南にある公園です。背後には利尻山が稜線を描き、海岸には古い噴火で流れ出た溶岩が冷えて固まった黒々とした奇岩が並びます。島の自然の力強さを実感しやすい場所として、島めぐりの定番になっています。

海は透明度が高く、のぞき込むと、ゆらゆらと揺れる昆布や岩の間のウニが見えます。例年、6月ごろから9月ごろにはゴマフアザラシが岩場に姿を見せることがあります。アザラシは野生動物ですので、近づきすぎず、餌を与えたり大声を出したりしないで、遠くから静かに見守ってください。

駐車場とトイレが整っていて、周辺には土産物を扱う店もあります。海沿いは風が強く、波が高い日は岩場が危険です。足もとの滑りやすさと天候に十分注意し、島を一周する旅の最後に立ち寄る人も多いようです。

名物・食べ物・飲み物

利尻町の海の幸といえば、利尻昆布とウニです。町の公式サイトも、町を「漁業と観光の町」と紹介しています。島のウニは、良質な昆布を食べて育つことで味の評価が高いと言われます。

一方で、ウニは獲りやすく、資源の量が変わりやすい生き物です。島では漁に様々な制限を設けて、安定した水揚げを守る努力を続けていると紹介されています。かつてはニシン漁で栄えた島が、資源を守る漁へ移ってきた歴史を思うと、一皿の重みが違って感じられます。提供の有無や時期は変わりますので、お出かけ前に最新の情報を確認してください。

珍しい生き物・自然

利尻町の花はエゾカンゾウ、鳥はコマドリ、木はハイマツです。春から夏にかけては高山植物が咲き、リシリコマドリなど多くの野鳥がさえずります。島のチシマザクラの自生地は、北海道の天然記念物に指定されています。

利尻山の登山道は、人が通るだけで土が削られてしまうほど繊細です。登山者には、携帯トイレの持参、ストックの先のキャップ、植物を踏まない座らない、という三つの約束事が「利尻ルール」として呼びかけられています。花や植物は持ち帰らず、決められた道を歩きましょう。

そのほか、この町の特筆すべきこと

利尻島は、江戸時代に松前藩の交易地として開かれました。1848年には、日本で初めてネイティブの英語教師となったラナルド・マクドナルドが島に上陸したと伝えられます。島の歴史は、異国の船が往来した北の海の記憶とも重なっています。

町では、6月に仙法志神社と北見富士神社の例大祭、8月に浮島まつりと飲むべや喰うべやフェスティバルなど、季節ごとの行事が開かれます。当サイトの見方では、これらの祭りは、昆布やウニを育てる海への感謝と結びついているように思えます。

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夜の顔:この町の怪談と心霊スポット

ここまで、利尻町の昼の顔を北から順にたどってきました。藩士の墓、夕陽の岬、溶岩の海岸、山の中腹。どの場所にも、荒い海と厳しい寒さのなかで生きてきた人々の時間が重なっています。

夜の顔として、怪談や心霊スポットとして特定できる話は確認できていません。当サイトの見方では、遠い故郷を離れて北の島で命を落とした人々の墓所には、静かな気配が宿っているように思えます。ただし、これは訪れる人の心の動きにすぎません。墓所は興味本位で夜に訪ねる場所ではありませんので、昼間に静かに手を合わせてください。

鴉番組では、実話怪談や心霊スポットを、行くためではなく記録するために載せています。昼の景色を知ったうえで、夜の物語も読んでみてください。

お出かけの前に

営業時間・料金・休業日・アクセスは変わりやすいため、この記事には載せていません。お出かけの前に、各施設や自治体の公式サイトで最新の情報をご確認ください。天候や災害の影響で立入が制限されている場所もあります。

よくある質問

Q. 利尻町へはどうやって行きますか?

A. 稚内港から利尻島の鴛泊港や沓形港へフェリーで渡るほか、空路で利尻空港へ向かう方法があります。天候で欠航や遅れが出ることがあるので、運航状況を事前に確認してください。

Q. 利尻山の見返台展望台へ車で行けますか?

A. 利尻山の5合目にあたる見返台までは車で上がれます。ただし山頂へ向かう沓形コースは上級者向けとされるため、登山を考える場合は装備と計画を十分に整えてください。

Q. 仙法志御崎公園でアザラシは見られますか?

A. 例年6月ごろから9月ごろにかけて、ゴマフアザラシが姿を見せることがあります。野生動物なので、必ず会えるとは限りません。近づきすぎず、遠くから静かに観察してください。

参考にした公式サイト・資料
https://ja.wikipedia.org/wiki/利尻町
https://ja.wikipedia.org/wiki/利尻山
https://www.north-hokkaido.com/spot/detail_1343.html
https://www.north-hokkaido.com/spot/detail_1130.html
https://www.north-hokkaido.com/spot/detail_1340.html
https://www.north-hokkaido.com/spot/detail_1131.html
https://www.north-hokkaido.com/spot/detail_1132.html
https://www.north-hokkaido.com/spot/detail_1134.html
https://www.north-hokkaido.com/spot/detail_1133.html
https://www.north-hokkaido.com/spot/detail_1129.html
https://rishiri-town.jp/町の紹介/町の概要/
https://rishiri-town.jp/教育/利尻町博物館/

鴉番組

監修者:鈴king.

所属:鴉番組

取材歴:オカルト・ホラー取材7年目(2020年〜)

フォロワー数:YouTube 5,000人超え・X 25,000人超え

現地取材:30件以上

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