鴉番組 KARASU CHANNEL
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HOMESIGHTSEEING猿払村の観光スポット|日本最北の村に広がる湿原と、ホタテの海

猿払村の観光スポット|日本最北の村に広がる湿原と、ホタテの海

監修:鈴king.(鴉番組/オカルト・ホラー取材7年)

目次

この町の観光スポット(北から順)

番号は記事の紹介順(北から順)と同じです。ピンを押すと名前が出ます。位置はおおよそのものです。

  1. 道の駅 さるふつ公園(風雪の塔・慰霊碑) 村営牧場の中にある道の駅。風車形の風雪の塔と、1939年の海難事故を悼む慰霊碑がある。
  2. ポロ沼 北オホーツク道立自然公園の沼。猿払川水系の湿地にあり、イトウの棲む沼として知られる。
  3. カムイト沼 「神の沼」を意味するアイヌ語の名を持つ沼。タテヤママリモが生息し、湖畔は静けさに包まれる。
  4. モケウニ沼とモケウニ沼湿原 浅茅野台地の東端にある海跡湖と湿原。木道が整備され、40種を超える湿原の植物が見られる。
  5. 浅茅野飛行場跡(第1飛行場) 戦時中に陸軍が築いた飛行場の跡。ほとんど使われないまま終戦を迎え、今は牧草地が広がる。
MAP DATA © OPENSTREETMAP CONTRIBUTORS
この町の基本情報(所在地・最終確認日・ご注意)を見る
所在地
北海道宗谷郡猿払村
最終確認
2026.10.06
ご注意
営業時間・料金・休業日は変わりやすいため載せていません。お出かけ前に各施設の公式サイトでご確認ください。

猿払村ってどんな町?

猿払村は、北海道の宗谷管内の北部、オホーツク海に面した日本最北の村です。北方領土を除けば日本で最も北にある村で、面積は北海道の村のなかで最大、全国でも奈良県の十津川村に次ぐ広さです。山林が広がり、東の海岸沿いには国道238号が南北に延びています。

産業の柱は、ホタテ漁と酪農です。天然のホタテの水揚げは日本有数で、海の資源を守る取り組みが村の暮らしを支えてきました。この記事では、村内の見どころを緯度の大きい順、つまり北から順にご紹介します。牧場の公園から始まり、静かな湿原へ、そして戦時の記憶が残る台地へと南下していきます。

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1. 道の駅 さるふつ公園(風雪の塔・慰霊碑)

道の駅 さるふつ公園は、国道238号沿いの浜鬼志別にある、村営牧場の中の道の駅です。広々とした牧草地のなかに、風車の形をした「風雪の塔」と農業資料館が建っています。塔は、1984年(昭和59年)に村の生乳の生産量が年間2万トンを超え、1戸あたりの平均が200トンを突破したことを記念して建てられたものだと紹介されています。

公園の一角には、1939年(昭和14年)12月12日に浜鬼志別沖で座礁した、旧ソ連の貨客船「インディギルカ号」の遭難者を悼む慰霊碑が1971年に建てられています。この事故では多数の死傷者が出ましたが、村の人々が懸命に救助にあたり、多くの命を救ったと伝えられています。毎年、遭難者の慰霊祭も営まれています。慰霊碑からは、快晴の日には遠く樺太(サハリン)が見えることもあるといいます。

この道の駅の場所は、戦時中に作られた飛行場の滑走路の端にあたる場所でもあります。牧場の風景のなかにも、さまざまな時代の層が重なっています。慰霊碑を訪れる際は、犠牲者を悼む気持ちで静かに手を合わせてください。

2. ポロ沼

ポロ沼は、猿払村の東部、オホーツク海に近い湿地帯にある沼です。北オホーツク道立自然公園の一部で、近くにはカムイト沼やモケウニ沼など、いくつもの沼が点在しています。名前の「ポロ」は、アイヌ語で「大きい」を意味する言葉です。

この一帯の猿払原野は、環境省が選ぶ「日本の重要湿地500」のひとつに数えられます。猿払川、カムイト沼、ポロ沼は、いずれもイトウ釣りの場所として紹介されています。イトウは北海道に生息する大型の淡水魚で、保護の対象でもあり、釣りには遊漁のきまりがあります。

沼のまわりは、水鳥や湿地の植物にとって貴重な場所です。湿地は踏み荒らされると回復に時間がかかるので、歩道のない場所には立ち入らず、静かに眺めるようにしてください。大きな整備はされていない自然の沼ですので、静かに景色を楽しんでください。

3. カムイト沼

カムイト沼は、浅茅野の市街地から北へ約3キロの場所にある沼です。名前はアイヌ語の「カムイ(神)・ト(沼)」に由来します。面積は約0.19平方キロメートル、湖岸線の長さは約2.3キロ、平均水深は3.5メートルほどです。北オホーツク道立自然公園の特別保護地域に指定されています。

この沼は、タテヤママリモが生息していることで知られます。魚類ではイトウが生息し、沼のまわりにはハンノキやトドマツの林が広がります。付近にはヒオウギアヤメやゴゼンタチバナといった、高山で見られる植物の群落もあるとされています。

湖畔には看板と駐車場がある程度で、大きな整備はされておらず、静かな場所です。かつての国鉄天北線の線路跡が、サイクリングロードとして生まれ変わっていて、自転車で訪れる人もいます。野生動物や湿地を傷めないよう、決まりを守って訪れてください。

4. モケウニ沼とモケウニ沼湿原

モケウニ沼は、浅茅野台地の東の端にある海跡湖で、名前はアイヌ語で「枯れ木のある沼」を意味します。南には第一沼、北東には小沼があり、モケウニ沼とつながっています。夏の朝には霧に包まれることもあります。

沼の南側には、約375ヘクタールのモケウニ沼湿原が広がります。湿地を守るため、木道や探勝のための歩道が整えられています。低層の湿原には、40種を超える水生植物や湿原の植物が分布し、ヨシを中心に、ミズゴケの仲間やワタスゲ、イソツツジ、ツルコケモモといった植物が群落をつくっています。周囲にはアカエゾマツやハンノキの林が広がります。

沼の北には、エゾスカシユリやエゾカンゾウ、ハマナスなどが群生するエサヌカ原生花園があるとされます。また、近くには、地平線まで一直線に延びる道として知られるエサヌカ線があります。木道から外れず、湿原の植物を傷つけないように歩いてください。

5. 浅茅野飛行場跡(第1飛行場)

浅茅野飛行場は、太平洋戦争のさなか、対ソ連や千島・カムチャツカの防衛を目的に陸軍が築いた専用の飛行場です。猿払村の南端の浅茅野から浜頓別町にまたがる台地に第1飛行場が、そこから約30キロ北の浜鬼志別に第2飛行場が造られました。1942年に着工し、1944年に完成しましたが、ほとんど使われないまま、翌年の終戦を迎えています。

工事には、地域の住民による勤労報国隊や学徒の勤労奉仕のほか、刑務所の囚人も動員されたと記録されています。当時の人々の暮らしや労働の厳しさを思わせる史実です。第1飛行場の跡は大部分が牧草地になり、かつての旧天北線の飛行場前駅や、滑走路脇の掩体壕の跡が確認できるのみとされます。

この場所は、平和な牧草地として今は静かに広がっています。戦時の歴史を伝える場所ですので、見学の際は私有地や牧場に立ち入らず、周辺の暮らしに配慮して、道路から静かに眺めるようにしてください。

名物・食べ物・飲み物

猿払の名物は何といっても、ホタテです。古くから好漁場として知られ、いまも日本有数の水揚げを誇ります。稚貝の放流や外敵の駆除など、資源を守る取り組みを徹底してきたことが、村の産業を支えています。村では、漁協の組合員が平等に分配を受ける仕組みを取り入れているのも特徴です。

酪農も盛んで、牧場で生産される生乳は村の大切な産物です。ホタテを使った料理や乳製品は旅の楽しみになります。提供の有無や内容は変わりやすいので、お出かけの前に最新の情報を確認してください。

珍しい生き物・自然

村の東側はオホーツク海に接し、西側は丘陵と山岳地帯です。面積の約8割が森林で、猿払川や鬼志別川、知来別川などが流れます。猿払原野には、ポロ沼、カムイト沼、モケウニ沼などの沼と湿原が連なります。

エサヌカ原生花園では、エゾスカシユリやエゾカンゾウ、ハマナス、コケモモなどの花が群生するといわれます。また、モケウニ沼の東にある浅茅野台地には、全長約16キロにわたってほぼ一直線に延びる道「エサヌカ線」があります。道の両側に人工物がほとんど見当たらないことで知られ、冬期は通行止めとなります。

気候は亜寒帯で、降雪量が多く、特別豪雪地帯です。冬は氷点下20度を下回る日があります。天候の急変に注意し、冬の道路情報を確認してください。

そのほか、この町の特筆すべきこと

村名は、アイヌ語の「サㇽプッ(葦原の河口)」に由来します。江戸時代中期ごろから、松前藩の場所請負制による漁場が開かれていました。1924年(大正13年)に宗谷村から分かれ、猿払村として二級町村制を施行しています。

1934年には樺太との間に海底ケーブルが敷かれ、浜猿払に中継所が置かれて、本州との間で電話が通じました。戦後は炭鉱や林業の衰退で村が疲弊しましたが、1971年からホタテの稚貝放流事業に取り組み、再興を果たしたと伝えられます。

1989年に天北線が廃止され、村から鉄道がなくなりました。線路跡はサイクリングロードとして活用されています。7月にはさるふつ観光まつりが開かれます。

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夜の顔:この町の怪談と心霊スポット

ここまで、猿払村の昼の顔を北から順にたどってきました。牧場の風雪の塔、海難事故を悼む碑、霧に包まれる沼、戦時の飛行場の跡。どの場所にも、オホーツク海のそばで生きた人々の時間が重なっています。

夜の顔として、怪談や心霊スポットとして特定できる話は確認できていません。海難事故の慰霊碑や戦時の跡は、犠牲になった人々を悼む場所です。当サイトの見方では、この村の夜の静けさは、そうした歴史への沈黙と重なって感じられます。興味本位で夜に訪れることは避けてください。

鴉番組では、実話怪談や心霊スポットを、行くためではなく記録するために載せています。昼の景色を知ったうえで、夜の物語も読んでみてください。

お出かけの前に

営業時間・料金・休業日・アクセスは変わりやすいため、この記事には載せていません。お出かけの前に、各施設や自治体の公式サイトで最新の情報をご確認ください。天候や災害の影響で立入が制限されている場所もあります。

よくある質問

Q. 猿払村はどんな村ですか?

A. オホーツク海に面した、日本最北の村です。面積は北海道の村で最大で、ホタテ漁と酪農が盛んです。

Q. インディギルカ号の慰霊碑はどこにありますか?

A. 道の駅さるふつ公園の一角にあります。1939年の遭難事故の犠牲者を悼む碑で、静かに手を合わせて訪れてください。

Q. エサヌカ線は通れますか?

A. 夏は走行できますが、冬期間は通行止めになります。最新の道路情報を確認してください。

参考にした公式サイト・資料
https://ja.wikipedia.org/wiki/猿払村
https://ja.wikipedia.org/wiki/浅茅野飛行場
https://ja.wikipedia.org/wiki/モケウニ沼
https://ja.wikipedia.org/wiki/カムイト沼
https://tabi-mag.jp/ho0635/
https://www.visit-hokkaido.jp/spot/detail_11233.html
https://aumo.jp/leisure/areas/754

鴉番組

監修者:鈴king.

所属:鴉番組

取材歴:オカルト・ホラー取材7年目(2020年〜)

フォロワー数:YouTube 5,000人超え・X 25,000人超え

現地取材:30件以上

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