▲ 凶夢寄り(注意のサイン) 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます
家庭の温かさや、準備が整う象徴。沸騰する鍋は我慢の限界のサイン。
心理学から見ると
鍋ややかんは湯を沸かし、料理を仕上げる道具なので、夢では準備が整っていく過程や、家庭の温かさの象徴と読めます。ことこと煮える鍋は物事が順調に育つ時期、吹きこぼれる鍋や鳴り続けるやかんは、我慢や怒りが限界に近づいている状態を映すとされます。
言い伝えと歴史
「やかん」はもともと薬を煎じるための器を指したとも言われ、湯を沸かす道具には人を癒やす役割が重ねられてきました。昔話「分福茶釜」では、茶釜に化けた狸が人々に福を運びます。鍋を囲むことは今も家族や仲間の団らんの象徴で、同じ鍋をつつく仲は親しさの表れとされています。
当サイトの考察
当サイトの見方では、鍋ややかんの夢では「誰が火のそばにいたか」を見ます。自分ひとりで火の番をしていたなら、家庭や職場の空気を一人で温めようとしている疲れ。誰かと一緒に鍋を囲んでいたなら、支え合える関係への安心。空焚きの鍋は、心の水が足りないまま頑張り続けている危うさを示すと考えます。
当サイトの見方:もう一歩深く
鍋には、たいていふたがついています。ふたをすると早く煮え、熱も逃げにくくなりますが、中の様子は見えなくなります。料理をする人は、ふたを開けて確かめたい気持ちと、開けずに待ったほうがうまくいくという知恵の間で、何度も迷うものです。当サイトの見方では、鍋ややかんの夢でふたの場面が印象に残ったなら、今進めていることの中身を確かめたい気持ちと、口出しせず任せておくべきかという迷いが表れていると読めます。何度もふたを開けて中をのぞいていた夢は、結果が気になって落ち着かない心。ふたが重くて開かなかった夢は、知りたいのに確かめる勇気が出ないことを映しているのかもしれません。長年使い込んだ鍋を磨いていた夢は、家族や古い友人との関係を手入れし直したいという願いでしょう。これは推察ですが、やかんの湯気で眼鏡や窓が曇っていた夢は、気持ちが温まりすぎて、かえって相手の姿がよく見えなくなっている合図ではないかと考えます。湯気の向こうにいた人の顔を、もう一度思い出してみてください。
目覚めた朝にできること
今日はお茶を一杯、湯が沸く音を聞きながら淹れてみてください。沸くのを待つ数分間が、張りつめた気持ちの逃がし口になります。
こんな場面なら
- ◎吉 きちんと動く……生活のリズムが整っている
- ▲注意 壊れる・止まる……疲れや、段取りの見直しが必要なサイン
- 新しく買う……暮らしや考え方を新しくしたい気持ち
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. 鍋・やかんの夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます。家庭の温かさや、準備が整う象徴。沸騰する鍋は我慢の限界のサイン。
Q. 鍋・やかんの夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 鍋・やかんの夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 今日はお茶を一杯、湯が沸く音を聞きながら淹れてみてください。沸くのを待つ数分間が、張りつめた気持ちの逃がし口になります。
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