▲ 凶夢寄り(注意のサイン) 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます
自由と休息への願い、子どもの頃への郷愁の象徴。楽しい夏休みは心の充電、終わりが迫る焦りは先延ばしへの注意。
心理学から見ると
夏休みの夢は、決まりごとから離れて自由に過ごしたいという願いと、子どもの頃の無邪気な時間への郷愁を映すと読めます。休みの終わりが近づいて宿題が終わっていない夢は、現実で先延ばしにしていることへの後ろめたさの表れとも考えられます。
言い伝えと歴史
日本の夏休みは、先祖の霊を迎えるお盆の時期と重なります。夏は怪談の季節でもあり、江戸時代には夏に怪談芝居が盛んに演じられ、今も肝試しや百物語は夏の行事として親しまれています。子どもにとって夏休みは、あの世が少しだけ近づく季節でもあったのです。
当サイトの考察
当サイトの見方では、夏休みの夢は「日付が進んでいたか」を見ます。カレンダーがめくれず、いつまでも同じ八月が続いていたなら、過去のある夏に心の一部が置き去りになっている印。あの夏に何があったのか、誰と過ごしたのかを思い出すと、夢が伝えたいことが見えてくるかもしれません。
当サイトの見方:もう一歩深く
夏休みには、ラジオ体操のスタンプカードや絵日記、自由研究といった、子どもなりの「毎日の記録」がつきものでした。朝早く起きて判をもらい、その日の出来事を絵と短い文で残す。それでも休みの終わりには、天気も思い出せない空白の日がいくつも残っていた、という人は少なくないはずです。当サイトの見方では、夏休みの夢は、この「記録できなかった日々」に目を向ける夢でもあります。夢の中で絵日記の白いページを前に何も思い出せなかったなら、忙しさの中で自分の毎日が手応えのないまま過ぎている感覚の表れ。スタンプカードに押し忘れの日があって気になっていたなら、続けてきた習慣や約束が途切れたことへの後ろめたさと読めます。自由研究のテーマが決まらず焦っていたなら、本当に興味のあることを見失っているのかもしれません。これは推察ですが、この夢を見る大人は、休みそのものよりも、自分の好きなように一日を使えた感覚を懐かしんでいるのでしょう。空白の日も、心を休めた大切な日です。
目覚めた朝にできること
今日は予定のない時間を十五分だけ作り、何もせずに空や外の音を感じてください。先延ばしにしていることがあれば、最初の一歩だけ手をつけましょう。
こんな場面なら
- ◎吉 楽しく過ごしている……懐かしい力(素直さ・仲間)を取り戻したい気持ち
- ▲注意 試験に落ちる・遅刻する……今の評価へのプレッシャー。逆夢とも
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. 夏休みの夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます。自由と休息への願い、子どもの頃への郷愁の象徴。楽しい夏休みは心の充電、終わりが迫る焦りは先延ばしへの注意。
Q. 夏休みの夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 夏休みの夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 今日は予定のない時間を十五分だけ作り、何もせずに空や外の音を感じてください。先延ばしにしていることがあれば、最初の一歩だけ手をつけましょう。
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