▲ 凶夢寄り(注意のサイン) 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます
人生を見つめ直す視点や、他人の目への意識の象徴。客席で楽しむ夢は心のゆとり、空っぽの劇場は孤独感や虚しさの表れ。
心理学から見ると
劇場の夢は、自分の人生を少し離れた場所から眺めている状態と読めます。客席に座って舞台を観ていたなら、当事者でいることに疲れ、見る側に回りたい心の表れ。舞台の上の出来事が自分の身の回りと似ていたなら、夢が日常の出来事を物語に仕立てて整理しようとしているとも考えられます。
言い伝えと歴史
日本では歌舞伎の芝居小屋が江戸の人々の大きな楽しみでした。怪談狂言の名作『東海道四谷怪談』を上演する際には、関係者がお岩ゆかりの社に参ってから臨む習わしがあると語られてきました。劇場は、人の喜怒哀楽と、目に見えないものへの畏れが同居する場所でもあります。
当サイトの考察
当サイトの見方では、劇場の夢では「隣の席」に注目したいところです。一緒に観ていた人と同じ場面で笑えたなら、心が通い合っている証。隣が空席のまま、あるいは顔の見えない誰かが座っていたなら、あなたの人生という舞台を、本当は誰かに一緒に見届けてほしいと願っているのかもしれません。
当サイトの見方:もう一歩深く
開演の時刻が近づくと、劇場の客席の照明がゆっくりと落とされ、それまでのざわめきが波が引くように静まっていきます。暗闇の中、何百人もの見知らぬ人たちが同じ方向を向き、同じ瞬間に息をのむ。劇場は、一人で観ているのに大勢と気持ちを共にする、不思議な場所です。当サイトの見方では、劇場の夢を見る人は、自分の人生を少し外側から眺めると同時に、その物語を誰かと分かち合いたいと願っている時期にいます。場面の違いも手がかりです。客席が暗くなる瞬間を待っていたなら、何か新しい出来事が始まる予感と期待。拍手に包まれていたなら、自分の努力が認められたいという気持ちでしょう。幕がいつまでも下りなかった夢は、終わらせたいのに終わらせられない出来事を抱えている状態かもしれません。劇の内容を覚えていない夢は、誰かと同じ時間を過ごしたことそのものに意味があったのでしょう。これは推察ですが、自分がいつの間にか舞台の上に立っていた夢は、見ている側から、自分の人生の主役に戻る時期を告げているのかもしれません。
目覚めた朝にできること
今日は映画や舞台、ドラマなど、物語を一つ最後まで味わってみてください。心が動いた場面を誰かと話すと、夢の劇場の余韻が温かいものに変わります。
こんな場面なら
- ◎吉 明るい・広い・きれい……心に余裕がある、よい方向へ進んでいる
- ▲注意 暗い・狭い・荒れている……閉じ込められた気持ちや、疲れの表れ
- 出られない・迷う……進む道に迷っている。焦らず立ち止まる時期
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. 劇場の夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます。人生を見つめ直す視点や、他人の目への意識の象徴。客席で楽しむ夢は心のゆとり、空っぽの劇場は孤独感や虚しさの表れ。
Q. 劇場の夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 劇場の夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 今日は映画や舞台、ドラマなど、物語を一つ最後まで味わってみてください。心が動いた場面を誰かと話すと、夢の劇場の余韻が温かいものに変わります。
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