▲ 凶夢寄り(注意のサイン) 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます
すばしこさと抜け目のなさの象徴。身近な人の裏表や、隙を突かれることへの注意とされる。追い払えれば難を逃れる兆し。
心理学から見ると
細長い体で狭い隙間をすり抜けるイタチは、心理的には「気づかないうちに入り込んでくるもの」の姿と読めます。人間関係の小さな不信感や、見て見ぬふりをしている心配ごとが、素早い小動物の形をとって夢に現れると考えられます。職場で見かけたなら仕事上の抜け目なさへの警戒、家の中なら身内への言えない疑い、自分がイタチになっていたなら、ずるさへの後ろめたさを映しているとも読めます。
言い伝えと歴史
日本ではイタチは狐や狸と並んで化けるものとされ、行く手を横切られると縁起が悪い「鼬の道切り」の言い伝えもあります。雪国などでは、風の強い日に覚えのない切り傷ができるのを、目に見えないイタチのしわざ「かまいたち」と呼び、三匹で来て一匹目が倒し、二匹目が斬り、三匹目が薬を塗るので血が出ないと語る土地もありました。
当サイトの考察
当サイトの見方では、イタチの夢の怖さは「気づいた時にはもう傷がある」ことです。かまいたちの伝承が教えるのは、痛みも血もないまま付けられる傷がこの世にはある、ということでした。夢でイタチが前を横切っていったなら、今の道にひと呼吸置けという合図。家の中へ入り込んだなら、身内や職場にまだ言葉にされていない不満が潜んでいるのかもしれません。追い払えたなら、難を逃れる兆しと読みます。
当サイトの見方:もう一歩深く
イタチは小さな体でネズミなどを捕らえる優れた狩り手で、昔は家や田畑のネズミを減らしてくれる生き物として見られることもありました。追い詰められると強い臭いを放つことから「イタチの最後っ屁」という言い回しが生まれ、互いに同じことを繰り返して決着のつかない状態は「いたちごっこ」と呼ばれます。当サイトの見方では、イタチの夢はこうした言葉の通り、追い詰められた末の反撃や、きりのない堂々巡りと結びついて読めます。イタチを追いかけても追いかけても逃げられた夢なら、現実でも同じ問題を何度も解決しようとしては振り出しに戻る、いたちごっこに疲れているのかもしれません。追い詰めたイタチに強い臭いを放たれた夢は、誰かを責めすぎると思わぬしっぺ返しがあるという心の警告とも考えられます。これは推察ですが、イタチがネズミを捕まえる場面を見たなら、厄介ごとを素早く片づけてくれる存在が近くにいることを、心が感じ取っているのでしょう。
目覚めた朝にできること
今日交わす約束や契約は、細かい条件を一度だけ読み返してください。最近、誰かの一言にちくりとした覚えがあれば、放っておかずに理由を一行書き留めておきましょう。
こんな場面なら
- ◎吉 近づいてくる・なついてくる……味方や助けが近づいている兆し
- ▲注意 襲ってくる・噛まれる……抑えている感情や、身近な人との摩擦への注意
- 死んでいる・弱っている……その動物が表す力(本能・元気)が落ちているサイン
- 大きい・白い・金色……意味が強まる。白や金は吉の度合いが上がるとされる
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. イタチの夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます。すばしこさと抜け目のなさの象徴。身近な人の裏表や、隙を突かれることへの注意とされる。追い払えれば難を逃れる兆し。
Q. イタチの夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. イタチの夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 今日交わす約束や契約は、細かい条件を一度だけ読み返してください。最近、誰かの一言にちくりとした覚えがあれば、放っておかずに理由を一行書き留めておきましょう。
あわせて読みたい夢の読み物
「動物・生き物」のほかの夢
※ 夢占いは心理学・民間伝承にもとづく娯楽としての解釈であり、科学的に証明されたものではありません。「当サイトの考察」は当サイト独自の推察です。