興部町の観光スポット|酪農の丘の城と鉄道跡の道の駅、ハマナス街道の岬を歩く
目次
この町の観光スポット(北から順)
番号は記事の紹介順(北から順)と同じです。ピンを押すと名前が出ます。位置はおおよそのものです。
- 興部神社 1899年に創設された興部の地域の神社。毎年9月中旬の祭りでは御神輿や駒踊りが市街を練り歩く。
- 興部公園 町を見下ろす小高い丘にある、広さ約3.8ヘクタールの公園。散策路や庭園があり、花の季節に親しまれている。
- 道の駅おこっぺ(アニュウ・ジョイパーク) 廃線になった名寄本線の興部駅の跡地にできた道の駅。鉄道の歴史展示と、気動車を使った休憩所がある。
- モーモー城と風車 「オホーツク農業科学研究センター」の愛称で呼ばれる、お城のような建物と隣の風車。町を一望できる丘にある。
- 沙留岬と沙留海水浴場 オホーツク海へ突き出す沙留の岬と、その近くの海水浴場。国道238号はハマナスの群生が続くハマナス街道。
この町の基本情報(所在地・最終確認日・ご注意)を見る
- 所在地
- 北海道紋別郡興部町
- 最終確認
- 2026.10.06
- ご注意
- 営業時間・料金・休業日は変わりやすいため載せていません。お出かけ前に各施設の公式サイトでご確認ください。
興部町ってどんな町?
興部町は、オホーツク海に面した紋別郡北部の町です。基幹産業は酪農と林業、漁業で、「おこっぺ牛乳」の産地として知られます。町の名は、町の西を流れる川が昔は合流して海に注いでいたことを表す、アイヌ語の言葉に由来するとされています。
この記事では、町内の見どころを緯度の大きい順、つまり北から順に紹介します。丘から町を見渡す場所、鉄道の跡、海辺の岬まで、興部の昼の顔をひと続きの旅のつもりで読んでみてください。
1. 興部神社
興部神社は、興部の市街地の北に位置する神社で、1899年(明治32年)に創設されたと伝えられています。町が松前藩の漁場から開かれ、人々が暮らしを築いていった時代から、地域の人々の祈りを受け止めてきた場所です。
毎年9月中旬に行われる神社祭では、神輿や駒踊りの行列が町なかを進み、住民の安全が祈られます。露店も並び、興部地区の人々にとって年に一度の楽しみだと、町の観光協会は伝えています。
神社は、今も地域の人々が手を合わせる祈りの場です。参拝するときは、境内に入る前に一礼し、静かに手を合わせてください。社殿や境内のものに触れたり、大声を出したりしないようにしてください。祭りの日は、御神輿の進路をふさがず、地域の人々に配慮して見学しましょう。
2. 興部公園
興部公園は、町を見下ろす小高い丘の上にある公園です。広さは約3.8ヘクタールで、古くから町の人々の憩いの場として親しまれてきました。町の案内では、散策路や庭園が整備されていると紹介されています。
春には、さまざまな花が咲き、散歩を兼ねたお花見に向くとされます。町の人の生活の風景のなかに溶け込んだ公園で、観光地というより、地元の人が使う場所に旅人が混ぜてもらうような感覚です。
小高い場所にあるため、天気の変わりやすい日は、風が強くなります。ごみは持ち帰り、静かに散策してください。冬は雪に埋もれることがあるので、季節ごとの状況を町の案内で確認してから出かけるのがおすすめです。
3. 道の駅おこっぺ(アニュウ・ジョイパーク)
道の駅おこっぺは、国道239号ぞいの旧興部駅の跡地にあります。名寄本線の廃止に伴い、駅舎が建て替えられ、1996年に北海道内29番目の道の駅として開業しました。愛称は「アニュウ・ジョイパーク」で、鉄道をテーマにした交通記念の複合施設です。
興部駅は、名寄本線と、かつて雄武へ向かう興浜南線が分かれる駅でした。名寄本線は1989年に、興浜南線は1985年に廃止されています。館内には、使われていたレールや、歴史を綴ったパネルが展示されています。敷地には、気動車を改装した「ルゴーサ・エクスプレス」があり、簡易休憩所や、旅行者のための簡易宿泊施設として使われています。
広い芝生の公園は、夏まつりなどの会場にもなっています。4月から10月ごろには、町の特産品を扱う販売所が開かれ、月替わりで町内の店のソフトクリームを楽しめる時期もあります。営業日や商品は季節で変わるので、お出かけ前に公式の案内を確認してください。
4. モーモー城と風車
「モーモー城」は、オホーツク農業科学研究センターの愛称で、興部の町を象徴する建物です。丘の上に立つお城のような外観と、その隣に立つ風車は、町のシンボル的な存在になっています。愛称の由来を示す資料は確認できていませんが、酪農の町らしい響きです。
施設の中では主に農業に関する分析や検査が行われており、観光客の立ち入りはできません。撮影や周辺の散策だけが楽しめます。丘からは、興部の市街と、青い空、藍色の海、そしてどこまでも続く緑の牧場が見渡せ、これが「おこっぺ」の風景だと町は紹介しています。
5月ごろには、モーモー城の付近でスイセンが咲きます。町の公式サイトには、夜の姿を写した写真も載っています。研究用の施設のため、敷地や柵の中へ入らないよう、くれぐれもご注意ください。
5. 沙留岬と沙留海水浴場
沙留岬は、国道238号を興部から紋別へ向かう途中にあるオホーツク海に突き出した岬です。この国道は「ハマナス街道」と呼ばれ、夏には、道ばたに群生するハマナスの花の向こうに、沙留の町が見えてきます。
岬のそばには沙留海水浴場があり、オホーツクの短い夏を楽しめます。例年7月下旬から8月にかけて開設され、魚やカニの姿が見られることから、家族連れに人気があります。キャンプサイトも設けられています。この記事の地図上の位置は、海水浴場と岬の中間にあたるおおよその座標です。
毎年、海水浴場が開く前には、地元の小・中学生や団体の皆さんが海浜清掃を行っているそうです。砂浜には、流木や海藻が大量に打ち上げられます。ごみは各自で持ち帰り、遊泳は開設期間と時間を守ってください。天候によっては、開設期間中でも遊泳が禁止されることがあります。
名物・食べ物・飲み物
興部町の食といえば、まず牛乳と乳製品です。町は酪農が盛んで、「おこっぺ牛乳」の名で知られます。町の観光協会や公式サイトでも、乳製品が特産品として紹介されています。
海の幸では、ホタテ、サケ、マス、毛ガニが獲れます。沙留の漁協を中心に、漁業も町を支えています。提供している店や時期は変わりやすいため、お出かけ前に最新の情報を確認してください。
珍しい生き物・自然
興部町は、オホーツク海に沿った町で、湿潤大陸性の気候に属します。寒暖の差が大きく、冬は特別豪雪地帯にあたります。山にはポロヌプリ岳や鬱岳などがあり、川は興部川、藻興部川などが海へと注ぎます。
町の景色を代表するのは、丘からの牧場と海の眺めと、夏のハマナスの群生です。冬のオホーツク海は荒れ、流氷が近づく季節もあります。海辺は風と波が強いため、天候を見て、安全に楽しんでください。
そのほか、この町の特筆すべきこと
興部は、江戸時代に松前藩の漁場でした。1915年に瑠橡村、沙留村、興部村が合併して興部村となり、1951年に町になりました。1925年には、西興部村が分村しています。
町では、5月下旬の公園まつり、7月の海浜まつり、8月の夏まつり、2月中旬のミニミニ冬まつりなど、四季折々の行事が開かれます。牛乳の里らしく、牛乳をテーマにしたマラソン大会も行われています。
夜の顔:この町の怪談と心霊スポット
ここまで、興部町の昼の顔を北から順にたどってきました。丘の神社、公園、鉄道の跡、牧場の丘、海辺の岬。どの場所にも、酪農と漁業で暮らしを築いてきた人々の時間が重なっています。
夜の顔として、怪談や心霊スポットとして特定できる話は確認できていません。当サイトの見方では、役目を終えた鉄道の駅跡には、人の出入りが絶えた時間の気配が残るように思えます。ただし、これは訪れる人の心の動きにすぎません。神社や駅跡、海辺は夜間は暗く危険ですので、昼間に訪れてください。
鴉番組では、実話怪談や心霊スポットを、行くためではなく記録するために載せています。昼の景色を知ったうえで、夜の物語も読んでみてください。
お出かけの前に
営業時間・料金・休業日・アクセスは変わりやすいため、この記事には載せていません。お出かけの前に、各施設や自治体の公式サイトで最新の情報をご確認ください。天候や災害の影響で立入が制限されている場所もあります。
よくある質問
Q. モーモー城には入れますか?
A. オホーツク農業科学研究センターの愛称で、農業の分析や検査を行う施設のため、観光客は中に入れません。外観や、丘からの景色、隣の風車の撮影や散策を楽しんでください。
Q. 道の駅おこっぺは何がある場所ですか?
A. 廃線になった名寄本線の興部駅の跡地にあり、鉄道の歴史展示のほか、気動車を使った休憩所、町の特産品の販売所があります。
Q. 興部町へはどうやって行きますか?
A. 最寄りの空港はオホーツク紋別空港で、車で約35分とされています。路線バスや都市間バスも利用できますが、本数が限られるため、事前に時刻表を確認してください。
参考にした公式サイト・資料
https://ja.wikipedia.org/wiki/興部町
https://ja.wikipedia.org/wiki/興部駅
https://ja.wikipedia.org/wiki/沙留駅
https://www.town.okoppe.lg.jp/cms/section/kikaku/nbm3tm0000001kh9.html
https://www.town.okoppe.lg.jp/cms/section/kikaku/nbm3tm00000019h1.html
https://www.town.okoppe.lg.jp/cms/section/kikaku/saruru_beach.html
http://okoppekankou.com/cat2/485/
http://okoppekankou.com/cat2/903/
http://okoppekankou.com/cat2/954/
http://okoppekankou.com/cat3/918/
http://okoppekankou.com/cat2/493/