▲ 凶夢寄り(注意のサイン) 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます
作られた自分や、理解されない孤独の象徴とされる。
心理学から見ると
人造人間の夢は、他人の期待どおりに作られた自分への違和感や、本当の自分を理解してもらえない孤独の表れと読めます。自分が人造人間だったなら、役割をこなすことに慣れすぎて、感情を置き去りにしているのかもしれません。作り手の側だったなら、誰かを思いどおりにしたい気持ちの点検とも考えられます。
言い伝えと歴史
1818年に出版されたメアリー・シェリーの小説『フランケンシュタイン』では、科学者に造られた怪物が名前も与えられず、創造主に拒まれた孤独と怒りを語ります。ヨーロッパの錬金術にはホムンクルス、ユダヤの伝承にはゴーレムがあり、「ロボット」という言葉は20世紀初めのチェコの戯曲から広まりました。
当サイトの考察
当サイトの見方では、人造人間の夢は「作り手に会えたか」で読み分けます。会えて言葉を交わせたなら、自分を形づくった親や環境と向き合う準備ができています。見つからなかったなら、自分がなぜこうなったのかの答えを、まだ外に探しているのかもしれません。答えは作り手ではなく、これからの選択の中にあります。
当サイトの見方:もう一歩深く
人造人間の物語には、作られた者が初めて自分の姿を水や鏡に映し、ほかの人と違うことを知る場面がよく描かれます。生まれた時点ではなく、自分を知った時点で孤独が始まるのです。当サイトの見方では、この夢を見る人は、自分がどう作られてきたかに気づき始めた時期にいます。育った家のルール、学校で身につけた振る舞い、職場で求められる役割。それらが自分そのものではなかったと感じる瞬間に、こうした夢は現れやすいのでしょう。夢の場面で読みは変わります。体の継ぎ目を見つめていたなら、自分の中の矛盾した部分に気づいている印。誰かに手を引かれて歩いていたなら、作られた自分でも受け入れてくれる人がいるという安心です。これは推察ですが、自分が誰かを作っていた夢なら、子どもや部下に自分の理想を押しつけていないかを振り返る合図と当サイトは考えます。作られた部分があっても、これから選ぶ部分はあなたのものです。
目覚めた朝にできること
「本当はこうしたかった」と思うことを一つ書き出してください。誰かに作られた自分ではない、自分で選ぶ自分の輪郭が見えてきます。
こんな場面なら
- ◎吉 味方になる・宝をくれる……座敷わらしの言い伝えのように、福が来る兆し
- ▲注意 化かされる・さらわれる……見えていない罠や、人の言葉への注意
- 正体が分かる……恐れていたことの中身が見えて、不安が消える兆し
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. 人造人間の夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます。作られた自分や、理解されない孤独の象徴とされる。
Q. 人造人間の夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 人造人間の夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 「本当はこうしたかった」と思うことを一つ書き出してください。誰かに作られた自分ではない、自分で選ぶ自分の輪郭が見えてきます。
あわせて読みたい夢の読み物
「海外の怪物・神話」のほかの夢
※ 夢占いは心理学・民間伝承にもとづく娯楽としての解釈であり、科学的に証明されたものではありません。「当サイトの考察」は当サイト独自の推察です。