◇ 吉凶は場面しだい 同じ夢でも場面で吉にも凶にも読まれる夢。下の「こんな場面なら」で読み分けます
状況が次の段階へ移る吉夢。無事に渡り切れば転機がうまくいく印、途中で立ち止まるなら決断にまだ迷いがあるとされる。
心理学から見ると
橋を渡る夢は、二つの状態のあいだを自分の足で移っていく感覚を映すと読めます。川や谷を舟や泳ぎで越える夢と違い、橋には「用意された道」があるため、支えや段取りがある中での変化を表すとも考えられます。歩く速さや足取りの軽さは、その変化をどれだけ受け入れているかの目安になります。
言い伝えと歴史
平安時代の京都には、橋のたもとに立って通りすがりの人の言葉を聞き、吉凶を占う「橋占」という習わしがあったとされます。一条戻橋は、陰陽師の安倍晴明が式神を橋の下に隠したという伝説でも知られ、橋は人の世と見えない世界をつなぐ場所と考えられてきました。
当サイトの考察
当サイトの見方では、橋の上で誰かとすれ違ったかどうかに注目します。すれ違った相手の言葉や表情は、橋占のように、これから向かう先についての心の中の予感を代わりに語っているのかもしれません。誰ともすれ違わず静かに渡り切ったなら、この転機はひとりで決めてよいという合図とも読めます。
当サイトの見方:もう一歩深く
日本では新しい橋が完成すると「渡り初め」が行われ、地元の人々が列をなして最初に橋を渡ることがあります。親・子・孫の三代そろった夫婦が先頭に立つ例も知られ、橋を渡ることは、人と人、世代と世代をつなぐ願いを込めた晴れの行いでもありました。当サイトの見方では、橋を渡る夢は、自分一人の転機であると同時に、家族や仲間とのつながりの中で次の段階へ進もうとしている心の動きを映すことがあります。夢の中で橋の下に何が見えたかも手がかりです。穏やかに流れる川なら、変化が自然な流れの中で進んでいる安心感。激しく渦巻く流れなら、渡る決心の裏に、失敗したらという恐れが隠れている状態。渡りながら後ろの岸を振り返っていたなら、離れていく場所への名残惜しさがあるのでしょう。これは推察ですが、誰かと並んで渡っていたなら、その人とともに新しい岸へ向かう覚悟が、もう心の中で固まっていると当サイトは考えます。
目覚めた朝にできること
今、渡りかけている「橋」を一つ書き出してみてください。向こう岸に着いたら何をしたいかを一行添えると、足取りが少し軽くなります。
こんな場面なら
- ◎吉 明るい・広い・きれい……心に余裕がある、よい方向へ進んでいる
- ▲注意 暗い・狭い・荒れている……閉じ込められた気持ちや、疲れの表れ
- 出られない・迷う……進む道に迷っている。焦らず立ち止まる時期
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. 橋を渡る夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 同じ夢でも場面で吉にも凶にも読まれる夢。下の「こんな場面なら」で読み分けます。状況が次の段階へ移る吉夢。無事に渡り切れば転機がうまくいく印、途中で立ち止まるなら決断にまだ迷いがあるとされる。
Q. 橋を渡る夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 橋を渡る夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 今、渡りかけている「橋」を一つ書き出してみてください。向こう岸に着いたら何をしたいかを一行添えると、足取りが少し軽くなります。
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