◇ 吉凶は場面しだい 同じ夢でも場面で吉にも凶にも読まれる夢。下の「こんな場面なら」で読み分けます
心の奥にある恐れや、向き合っていない過去の象徴。怖さを乗り越えて歩ければ、不安を克服する兆しとされる。
心理学から見ると
夜の墓地の夢は、暗闇と死という二重の「見えないもの」に囲まれた状態であり、自分の中で正体のつかめない不安を映すと読めます。脅威シミュレーション説の立場からは、恐怖に耐える練習を眠りの中でしているとも考えられます。明かりを持っていたかどうかは、頼れるものの有無を表しているのかもしれません。
言い伝えと歴史
日本では夏の夜に墓地を歩く肝試しが遊びとして親しまれ、墓場に人魂が飛ぶという話も古くから語られてきました。一方で、盆には迎え火や送り火で先祖の霊を迎え送るように、夜の墓地は怖いだけでなく、死者と生者が近づく時間と場所でもあります。
当サイトの考察
当サイトの見方では、墓地の中で「どちらへ向かって歩いていたか」を大切にします。出口へ急いでいたなら、過去から逃れたい気持ちが強い時期。奥へ奥へと進んでいったなら、怖さの先にある何か、例えば会えなくなった人への思いを、確かめに行こうとしているのかもしれません。振り返らずに歩けたなら、その恐れはもう乗り越えつつあります。
当サイトの見方:もう一歩深く
夜の墓地の夢では、何に照らされていたかが心の状態をよく表します。月明かりだけが頼りだったなら、はっきりした答えはなくても、ぼんやりとした見通しは持てている時期。手元の提灯や懐中電灯で足元だけを照らしていたなら、先のことは考えず、目の前の一歩に集中しようとしているのでしょう。スマホの画面の光だった夢は、ネットのつながりや情報に頼って不安をまぎらわそうとしている姿とも読めます。音にも耳を澄ませてください。墓地では卒塔婆が風に触れ合ってからからと鳴ることがあり、その乾いた音は昔から心細さを誘うものとして語られてきました。当サイトの見方では、こうした音をはっきり覚えている夢は、言葉にならない誰かの思いを感じ取ろうとしている状態です。この夢は、大切な人を亡くしたあと、悲しみを後回しにして忙しく過ごしている人が見やすいとも考えられます。これは推察ですが、誰かと手をつないで歩いていたなら、その悲しみを一緒に抱えてくれる人がもう近くにいる印でしょう。
目覚めた朝にできること
今夜は部屋の明かりを少しだけ灯したまま、温かい飲み物を飲んでから眠ってみましょう。怖い夢が何日も続くときは、疲れやストレスを疑って休む時間を増やしてください。
こんな場面なら
- ◎吉 静かに見守っている……守られている、または伝えたいことがあるという知らせ
- ▲注意 追ってくる・襲ってくる……向き合っていない不安や疲れの形。現実では休息を
- 言葉をかけてくる……言葉の中身がそのままお告げ。覚えている言葉を書き留めて
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. 夜の墓地の夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 同じ夢でも場面で吉にも凶にも読まれる夢。下の「こんな場面なら」で読み分けます。心の奥にある恐れや、向き合っていない過去の象徴。怖さを乗り越えて歩ければ、不安を克服する兆しとされる。
Q. 夜の墓地の夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 夜の墓地の夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 今夜は部屋の明かりを少しだけ灯したまま、温かい飲み物を飲んでから眠ってみましょう。怖い夢が何日も続くときは、疲れやストレスを疑って休む時間を増やしてください。
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