◇ 吉凶は場面しだい 同じ夢でも場面で吉にも凶にも読まれる夢。下の「こんな場面なら」で読み分けます
必死に走っても前に進まない夢。焦りや努力が空回りしている表れ。少しでも進めたなら、状況が動き出す兆し。
心理学から見ると
走っても進まない夢は、とても多くの人が経験する典型的な夢の一つです。レム睡眠中は体の筋肉がほぼ動かない状態に保たれるため、脳が「走れ」と命じても体の手応えが返ってこない、そのずれが夢の重さとして感じられるという説明もあります。心の面では、努力しているのに成果が見えない焦りの映しと読めます。
言い伝えと歴史
九州北部には、夜道を歩いていると目の前に見えない壁が立ちはだかり、先へ進めなくなる「ぬりかべ」の言い伝えがあるとされます。慌てずに足元を棒で払うと消える、とも語られます。進めない恐怖を、力ずくではなく落ち着きで解く知恵がそこにはあります。夢占いでは、焦りすぎへの注意とされます。
当サイトの考察
当サイトの見方では、この夢は「何から、どこへ」走っていたかで意味が大きく変わります。何かに追われていたなら逃げ場のない不安、誰かの元へ向かっていたなら間に合わないことへの後悔の影。足にまとわりつく重さは、あなたを引き止めている過去の記憶の手なのかもしれません。立ち止まって振り返った時に何が見えたかが、夢の答えです。
当サイトの見方:もう一歩深く
ジムのランニングマシンの上では、どれだけ走っても景色は変わりません。足は確かに動き、汗もかいているのに、体は同じ場所にとどまり続けます。現代の暮らしには、こうした「その場で走り続ける」感覚に近いものが少なくありません。また運動会のリレーで、バトンを受け取ったのに足が重く、次の走者が待つのに近づけなかった、という夢を見る人もいます。当サイトの見方では、走っても進まない夢は、努力の量と景色の変わらなさとのずれを映しています。夢の中でランニングマシンの上にいると気づかず必死に走っていたなら、懸命に頑張っている今の道が、そもそもどこかへ向かう道なのかを、心が問い直している表れ。リレーのバトンを握ったまま進めなかった夢なら、仲間の期待を受け取ったのに応えられないのではという不安と読めます。これは推察ですが、この夢は、走る速さより、走る場所を選び直すことが大切だと伝えているのでしょう。
目覚めた朝にできること
今日は大きな目標を、十五分で終わる小さな一歩に切り分けてみてください。進んだ実感が一つでもあれば、夢の空回りは現実に持ち越されにくくなります。
こんな場面なら
- ◎吉 うまくいく・逃げ切る……現実の課題を乗り越える力がある
- ▲注意 うまくいかない・捕まる……追い詰められている気持ちの表れ。休む・頼るのサイン
- 何度も同じことをくり返す……解決していない問題が心に残っている
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. 走っても進まない夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 同じ夢でも場面で吉にも凶にも読まれる夢。下の「こんな場面なら」で読み分けます。必死に走っても前に進まない夢。焦りや努力が空回りしている表れ。少しでも進めたなら、状況が動き出す兆し。
Q. 走っても進まない夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 走っても進まない夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 今日は大きな目標を、十五分で終わる小さな一歩に切り分けてみてください。進んだ実感が一つでもあれば、夢の空回りは現実に持ち越されにくくなります。
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