▲ 凶夢寄り(注意のサイン) 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます
迷いや二者択一、心が二つに割れている状態の象徴。二つの月が並んで穏やかなら調和、争うように輝くなら葛藤への注意。
心理学から見ると
月は感情や女性性、無意識を象徴するとされます。それが二つあるのは、ひとつの気持ちが二つに分かれている状態、たとえば本音と建前、今の自分と理想の自分がそれぞれ主張している状態と読めます。選択を迫られている人や、二つの役割を同時に抱えている人に見られやすい夢とも考えられます。
言い伝えと歴史
空に月が二つ見えるという話は、昔から怪異や前ぶれとして語られることがありました。実際にも、月の周りの氷の粒が光を曲げて、月の横に淡い光の像が現れる「幻月」という現象が知られています。ありえない光景として、物語や小説でも「ここは元の世界ではない」ことを示す印として好んで使われてきました。
当サイトの考察
当サイトの見方では、二つの月は「どちらが本物か」を問う夢です。片方が少し欠けていたり色が違ったりしたなら、それが偽物、つまり自分に言い聞かせている建前の方かもしれません。二つがまったく同じに見えたなら、どちらを選んでも構わないという心の許し。見比べていた時の不安が強いほど、決断を先延ばしにしてきた証と考えます。
当サイトの見方:もう一歩深く
静かな夜の池や湖では、水面に月がくっきりと映り、空と水の両方に月が浮かんで見えることがあります。昔から人は、杯の酒や池に映る月を眺めて風情を楽しみ、和歌や物語にも、水に映る月がたびたび描かれてきました。当サイトの見方では、夢の中の二つの月が、どちらも空にあったのか、片方が水や窓ガラスに映ったものだったのかに注目します。片方が映りこみだったなら、本当の気持ちと、それを映し返している周りの評価や期待とを見比べている状態。どちらも空に浮かんでいたなら、同じ重さの二つの道や二人の人の間で、心が本当に分かれている印です。これは推察ですが、映った月のほうが美しく見えた夢は、本物の自分より、人から見た自分の姿に気を取られている時期を表していると当サイトは考えます。誰かと並んで二つの月を眺めていたなら、その人と自分が、同じものを見ながら違う答えを持っていることに気づき始めているのかもしれません。
目覚めた朝にできること
迷っていることがあれば、二つの選択肢を紙の左右に書き、それぞれを選んだ翌朝の気分を一行ずつ書き添えてみてください。
こんな場面なら
- ◎吉 穏やか・澄んでいる……心が落ち着き、物事が順調に流れる兆し
- ▲注意 荒れている・飲み込まれる……感情があふれそう、または周りの変化に振り回されている
- 眺めているだけ……変化を少し離れた所から見ている。準備の時期
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. 二つの月の夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます。迷いや二者択一、心が二つに割れている状態の象徴。二つの月が並んで穏やかなら調和、争うように輝くなら葛藤への注意。
Q. 二つの月の夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 二つの月の夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 迷っていることがあれば、二つの選択肢を紙の左右に書き、それぞれを選んだ翌朝の気分を一行ずつ書き添えてみてください。
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