◇ 吉凶は場面しだい 同じ夢でも場面で吉にも凶にも読まれる夢。下の「こんな場面なら」で読み分けます
強い相手や大きな責任に追い詰められている心の表れ。逃げ切れれば困難を乗り越える兆しとされる。
心理学から見ると
相手の大きさに比べて自分が小さく感じられるとき、人は夢の中で逃げる側に回りやすいと読めます。追ってくるのが虎のように圧倒的な力を持つ存在なら、上司や締め切り、自分より強い立場の誰かに対する「かなわない」という感覚が形になったものとも考えられます。
言い伝えと歴史
「前門の虎、後門の狼」という言葉があるように、虎は逃げ場のない災難のたとえとして使われてきました。日本には野生の虎がいなかったため、屏風や襖に描かれた想像上の姿として恐れと憧れを集め、力そのものの象徴として語られてきた動物です。
当サイトの考察
当サイトの見方では、虎に追われる夢で大切なのは「距離」です。背後に息づかいを感じるほど近いなら、問題はもう目の前まで来ています。遠くから見られているだけなら、まだ向き合い方を選べる段階。振り返って虎の目を見た瞬間に夢が変わったなら、恐れていたものの正体に気づき始めているのかもしれません。
当サイトの見方:もう一歩深く
虎は群れを作らず、一頭で獲物に忍び寄って仕留める狩りをする動物として知られています。縞模様は草むらや木陰に溶け込むためのもので、獲物が気づいたときにはもう間近にいることが多いといいます。また、猫の仲間には珍しく水を嫌わず、泳ぎも得意です。夢の中で川や池に逃げ込んでも虎が追ってきたなら、逃げ場だと思っていた場所が、実は問題から目をそらすための仮の避難所にすぎないことを、心が知っているのかもしれません。当サイトの見方では、誰と一緒に逃げていたかにも意味があります。ひとりきりなら、重荷を誰にも打ち明けられずに抱えている状態。家族や友人と逃げていたなら、その人たちを巻き込みたくないという責任感が、恐怖を大きくしています。これは推察ですが、疲れがたまって眠りが浅い時期には、体のこわばりがそのまま「背後の気配」として夢に現れることもあるのではないでしょうか。まずはよく眠ることが、虎を遠ざける近道かもしれません。
目覚めた朝にできること
今いちばん「追われている」と感じる用事を一つ書き出し、今日できる最初の一歩だけを決めてみてください。逃げ道より足場を作るほうが、夢の虎は静かになります。
こんな場面なら
- ◎吉 近づいてくる・なついてくる……味方や助けが近づいている兆し
- ▲注意 襲ってくる・噛まれる……抑えている感情や、身近な人との摩擦への注意
- 死んでいる・弱っている……その動物が表す力(本能・元気)が落ちているサイン
- 大きい・白い・金色……意味が強まる。白や金は吉の度合いが上がるとされる
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. 虎に追いかけられる夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 同じ夢でも場面で吉にも凶にも読まれる夢。下の「こんな場面なら」で読み分けます。強い相手や大きな責任に追い詰められている心の表れ。逃げ切れれば困難を乗り越える兆しとされる。
Q. 虎に追いかけられる夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 虎に追いかけられる夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 今いちばん「追われている」と感じる用事を一つ書き出し、今日できる最初の一歩だけを決めてみてください。逃げ道より足場を作るほうが、夢の虎は静かになります。
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