▲ 凶夢寄り(注意のサイン) 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます
評価される不安や、準備が足りないと感じている表れ。うまく解ける夢は実力が発揮できるサインとされる。
心理学から見ると
フロイトは『夢判断』で、試験の夢はすでに合格した試験について見ることが多く、「あのときも大丈夫だった」と自分を励ます働きがあるという見方を紹介しました。大人が見る試験の夢は、仕事や人間関係で試されていると感じる表れです。答案が白紙なら準備不足への不安、問題文が読めないなら求められていることが分からない戸惑い、時間切れなら余裕のなさと読み分けられます。
言い伝えと歴史
日本の夢占いでは、試験に落ちる夢は逆夢として合格や成功の兆しと読まれることが多くあります。学問の神として菅原道真を祀る天満宮には、今も受験の時期になると合格を願う絵馬がたくさん掛けられます。中国の科挙のように、試験が人生を大きく左右した時代は長く、試される恐れは古くから人々の心に深く刻まれてきたものです。
当サイトの考察
当サイトの見方では、試験の夢に出る教室は「もう戻れない場所」です。卒業してから何年も経つのに同じ教室に座らされるのは、あの頃の評価の物差しが今も心の中で生きているから。学生時代に叱られた先生や、比べられた同級生が出てきたなら、その物差しの持ち主が誰なのかを夢は教えています。その人の基準で、今のあなたを採点し続ける必要はないのかもしれません。
当サイトの見方:もう一歩深く
試験の夢では、どの科目だったかにも意味が隠れています。学生時代に苦手だった数学や英語の試験を受けている夢なら、今の暮らしの中で「どうしても自信が持てない分野」を任されている不安が重なっていると読めます。当サイトの見方では、教室の時計が見えない、残り時間が分からないという夢は、期限そのものより、自分のペースを自分で管理できていない焦りの表れです。また、夢の中でカンニングをしてしまった、あるいはしようか迷った場面は、実力以上に評価されたい気持ちと、それを後ろめたく思う誠実さが同時に表れているのかもしれません。試験監督がじっとこちらを見ていたなら、上司や親など、あなたの努力を見張っていると感じる誰かの存在が心にあります。これは推察ですが、資格試験や昇進試験を控えた大人がこの夢を見るのは、学生の頃とちがい、失敗しても「次がある」と言ってくれる人が少なくなったことへの心細さなのかもしれません。
目覚めた朝にできること
これまでに乗り越えた試験や面接を一つ思い出し、そのとき支えになったものを書き出してください。フロイトの言う「あのときも大丈夫だった」を、自分の手で確かめる時間です。
こんな場面なら
- ◎吉 楽しく過ごしている……懐かしい力(素直さ・仲間)を取り戻したい気持ち
- ▲注意 試験に落ちる・遅刻する……今の評価へのプレッシャー。逆夢とも
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. 試験の夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます。評価される不安や、準備が足りないと感じている表れ。うまく解ける夢は実力が発揮できるサインとされる。
Q. 試験の夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 試験の夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. これまでに乗り越えた試験や面接を一つ思い出し、そのとき支えになったものを書き出してください。フロイトの言う「あのときも大丈夫だった」を、自分の手で確かめる時間です。
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※ 夢占いは心理学・民間伝承にもとづく娯楽としての解釈であり、科学的に証明されたものではありません。「当サイトの考察」は当サイト独自の推察です。