▲ 凶夢寄り(注意のサイン) 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます
足場や心の拠り所が揺らぐことへの不安の表れ。流されるのをただ見ていたなら状況に任せすぎている暗示、無事に逃れられたなら立て直す力があるとされる。
心理学から見ると
心理学者ユングは、夢に出てくる家を、自分自身の心の構造の象徴として語りました。水は感情の象徴とされるので、家が流される夢は、抑えてきた感情があふれて、日常の足場を揺さぶっている状態を映すと読めます。流される家を外から眺めていたなら、まだ距離を取れている段階、中にいたなら、感情の渦の真ん中にいる状態と考えられます。
言い伝えと歴史
川の氾濫が多かった土地には、家の土台を高くしたり、母屋とは別の高い場所に、水屋と呼ばれる避難用の建物を設けたりする暮らしの知恵が伝わってきました。家そのものを守る神を祀る習わしも各地にあります。「水に流す」という言葉があるように、水は災いや執着を洗い流す力も持つと考えられてきました。
当サイトの考察
当サイトの見方では、この夢は「流されたあと何が残ったか」が大切です。家族や大切なものを手に逃れられたなら、失うことを恐れつつ、立て直す力を心が知っている印。何も残らなかったなら、いま背負っているものが重すぎて、一度手放したい願いが強いのかもしれません。これは当サイトの推察です。
当サイトの見方:もう一歩深く
家が流される夢は、自分の暮らしの土台そのものが動いてしまう感覚を伴うため、目覚めたあとも胸がざわつくことがあります。当サイトの見方では、この夢では流れてきた水の様子が大切な手がかりになります。濁った激しい流れなら、自分ではどうにもできない大きな変化や、周りの事情に振り回されている不安。澄んだ水が静かに家を運んでいったなら、変化を恐れつつも、心のどこかで新しい場所へ移ることを受け入れているとも読めます。また、そのときあなたが家の中にいたのか、外から見ていたのかも手がかりです。家の中にいて一緒に流されたなら、今の生活や役割から離れられない息苦しさ。外から見送っていたなら、古い暮らし方や人間関係に、自分で区切りをつけようとしている段階でしょう。これは推察ですが、この夢は引っ越しや転職、家族の形の変化など、住まいや生活の基盤が揺れる時期に見やすいのだと思います。現実の災害を思い出してつらいときは、無理に意味を探さず、信頼できる人に気持ちを話してみてください。
目覚めた朝にできること
ひとりで抱えているものを、信頼できる人に今週ひとつだけ話してみてください。足場は、話すことで少し固まります。
こんな場面なら
- ◎吉 明るい・広い・きれい……心に余裕がある、よい方向へ進んでいる
- ▲注意 暗い・狭い・荒れている……閉じ込められた気持ちや、疲れの表れ
- 出られない・迷う……進む道に迷っている。焦らず立ち止まる時期
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. 家が流される夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます。足場や心の拠り所が揺らぐことへの不安の表れ。流されるのをただ見ていたなら状況に任せすぎている暗示、無事に逃れられたなら立て直す力があるとされる。
Q. 家が流される夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 家が流される夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. ひとりで抱えているものを、信頼できる人に今週ひとつだけ話してみてください。足場は、話すことで少し固まります。
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※ 夢占いは心理学・民間伝承にもとづく娯楽としての解釈であり、科学的に証明されたものではありません。「当サイトの考察」は当サイト独自の推察です。