▲ 凶夢寄り(注意のサイン) 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます
深海の巨大な怪物。無意識の底から湧き上がる大きな不安の象徴とされる。
心理学から見ると
クラーケンの夢は、無意識の深い底から湧き上がる大きな不安の象徴と読めます。海は夢の中で無意識そのものを表すことが多く、そこから現れる巨大な怪物は、長く見ないようにしてきた感情や問題が、もう抑えきれない大きさになっていることを示すとも考えられます。何本もの触手は、同時に押し寄せる悩みの数とも読めます。
言い伝えと歴史
クラーケンは北欧の船乗りたちの間で語られた海の怪物で、18世紀には北欧の聖職者による博物誌にも、島と見間違えるほど巨大な生き物として記されています。正体は巨大なイカだったとも考えられ、21世紀に入って日本の研究者が深海で生きたダイオウイカの撮影に成功しました。日本にも海坊主の言い伝えがあります。
当サイトの考察
当サイトの見方では、クラーケンの夢は「船の上にいたか、海の中にいたか」で読み分けます。船の上なら、あなたにはまだ足場があり、嵐をやり過ごす力があります。海の中で引きずり込まれていたなら、問題に飲み込まれかけている危うさ。怪物の目が見えたなら、その不安の正体に近づいている証拠です。
当サイトの見方:もう一歩深く
昔の船乗りにとって、海の底は文字どおり誰も見たことのない世界でした。網にかかった巨大な死骸や、海面に一瞬浮かんだ得体の知れない影が、語られるうちに島ほどもある怪物へと膨らんでいったのでしょう。実際に深海の巨大なイカが生きた姿で撮影されたのは、21世紀に入ってからのことです。人は、見えないものほど大きく、恐ろしく想像してしまうのかもしれません。当サイトの見方では、クラーケンの夢は「見えないから大きくなる不安」を映す夢です。まだ起きていないこと、確かめていないことほど、心の中で形を変え、触手を増やしていきます。夢で怪物の全身がはっきり見えたなら、正体さえ分かれば、思ったほど手に負えない相手ではないという知らせ。影しか見えなかったなら、まずは状況を確かめることが、何よりの対処になると読みます。これは推察ですが、船の上で仲間と一緒に怪物に立ち向かっていた夢は、一人で抱え込んでいる問題も、誰かと分け合えば向き合えることを伝えているのでしょう。
目覚めた朝にできること
同時に抱えている悩みを全部書き出し、今日手をつけるのは一本だけと決めてください。触手は一本ずつなら振りほどけます。
こんな場面なら
- ◎吉 味方になる・宝をくれる……座敷わらしの言い伝えのように、福が来る兆し
- ▲注意 化かされる・さらわれる……見えていない罠や、人の言葉への注意
- 正体が分かる……恐れていたことの中身が見えて、不安が消える兆し
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. クラーケンの夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます。深海の巨大な怪物。無意識の底から湧き上がる大きな不安の象徴とされる。
Q. クラーケンの夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. クラーケンの夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 同時に抱えている悩みを全部書き出し、今日手をつけるのは一本だけと決めてください。触手は一本ずつなら振りほどけます。
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