▲ 凶夢寄り(注意のサイン) 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます
秋田の、怠け心をいさめる来訪神。自分を律したい気持ちや、甘えへの戒めとされる。
心理学から見ると
恐ろしい姿の来訪者に叱られる夢は、自分を律したい気持ちや、甘えや怠けを見透かされることへの不安の表れと読めます。心理学的には、厳しい父親像のような権威の姿が、心の中の規範や良心を映しているとも考えられます。夢の中で逃げたか、正直に向き合ったかに、今の自分の姿勢が表れます。
言い伝えと歴史
なまはげは秋田県の男鹿半島を中心に伝わる行事で、大晦日の夜に鬼のような面をつけた者が家々を訪れ、怠け者や泣く子を戒めます。「なまはげ」の名は、囲炉裏にあたってばかりいる怠け者の手足にできる火斑(なもみ)を剥ぐことに由来するとされます。来訪神の一つとして、ユネスコ無形文化遺産にも登録されています。
当サイトの考察
当サイトの見方では、なまはげの夢は「家の主人が一緒にいたか」で読み分けられます。本来の行事では、家の主人がなまはげをもてなし、子どもをかばう役を担います。かばってくれる人がいたなら、厳しさと優しさの両方を受け取れている状態。ひとりで叱られていたなら、自分に厳しすぎて、守ってくれる声を忘れているのかもしれません。
当サイトの見方:もう一歩深く
なまはげ行事では、地区の若者などが面と衣装をまとって家々を回るとされ、その衣装には稲わらが使われます。落ちたわらを拾って身につけると無病息災のご利益があるとも伝えられ、恐ろしい姿でありながら、福をもたらす存在として迎えられてきました。叱られて泣いた子どもが、大人になって今度は面をかぶる側になることもあります。当サイトの見方では、なまはげの夢は「叱る側と叱られる側の入れ替わり」を映すことがあります。夢の中で自分が面をつけて誰かを戒めていたなら、後輩や子どもを導く立場に、少し気負いを感じている状態かもしれません。昔叱られた記憶の場面がよみがえったなら、あの厳しさの意味が今になって分かり始めている印とも読めます。これは推察ですが、なまはげが帰ったあとに家の中が温かく感じられた夢は、厳しい時期を越えて、守られていた安心に気づく時が来ているのでしょう。地域の大切な行事として、敬意をもって受け止めたい夢です。
目覚めた朝にできること
先延ばしにしていることを一つだけ選び、今日は最初の5分だけ手をつけてみてください。できたら、自分を小さく褒めることも忘れずに。
こんな場面なら
- ◎吉 味方になる・宝をくれる……座敷わらしの言い伝えのように、福が来る兆し
- ▲注意 化かされる・さらわれる……見えていない罠や、人の言葉への注意
- 正体が分かる……恐れていたことの中身が見えて、不安が消える兆し
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. なまはげの夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます。秋田の、怠け心をいさめる来訪神。自分を律したい気持ちや、甘えへの戒めとされる。
Q. なまはげの夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. なまはげの夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 先延ばしにしていることを一つだけ選び、今日は最初の5分だけ手をつけてみてください。できたら、自分を小さく褒めることも忘れずに。
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