○ 心を映す夢 吉凶よりも、今の気持ちや状態を映す夢として読みます
夜道で行く手をふさぐ見えない壁の妖怪。前に進めない状況の象徴で、足元を払う(視点を変える)と通れるという言い伝えどおり、別の方法を試す合図。
心理学から見ると
見えない壁に行く手をふさがれる夢は、努力しても前に進めない行き詰まりの感覚を映すと読めます。壁が見えないのは、何が障害になっているのか自分でもはっきりつかめていない状態とも考えられます。押しても叩いても動かない感覚は、同じやり方を繰り返している焦りの表れかもしれません。
言い伝えと歴史
ぬりかべは、九州北部の海辺の夜道に現れ、急に前へ進めなくなる怪異として柳田國男の妖怪の記録に紹介されています。上の方を叩いても消えないが、棒で足元を払うと通れるようになると伝えられています。姿の描写はほとんどなく、のちに漫画などで大きな壁の姿として親しまれるようになりました。
当サイトの考察
当サイトの見方では、「上を叩いても駄目で、足元を払えば通れる」という言い伝えは、とても実際的な知恵です。大きな目標や正面突破ばかりに力を注いでいるときほど、壁は動きません。夢の中で壁を越えられなかったなら、今の問題も、見上げるのをやめて足元の小さな手順や基本に目を向けることで抜け道が見つかると考えます。
当サイトの見方:もう一歩深く
日本語には「壁にぶつかる」「壁を乗り越える」という言い方があり、思うように物事が進まない状況を、私たちは自然と「壁」にたとえます。当サイトの見方では、ぬりかべの夢は「壁の手触り」や「壁とどう付き合ったか」にも心が映ります。壁が冷たく硬かった夢なら、相手や状況が頑なで、今は動かしようがないと感じている状態。触れると少しやわらかく、押すとたわむような壁だった夢は、時間をかければ状況が変わる余地があることを、心が感じ取っている印とも読めます。壁に沿って横へ歩いていたら端が見つかった夢は、正面から越えるのではなく、回り道を選ぶ柔らかさが育っている合図でしょう。壁の前で座り込んで休んでいた夢なら、無理に進まず、まず休むことが今の答えなのかもしれません。これは推察ですが、夜道で動けなくなる怪異は、疲れきった体が「もう休め」と告げる声を、昔の人が妖怪として語り継いだものではないかと当サイトは考えます。
目覚めた朝にできること
行き詰まっていることを一つ選び、今日できる一番小さな作業に分けて手をつけてみてください。歩き慣れた道を一本変えて帰るのも、視点を変える練習になります。
こんな場面なら
- ◎吉 味方になる・宝をくれる……座敷わらしの言い伝えのように、福が来る兆し
- ▲注意 化かされる・さらわれる……見えていない罠や、人の言葉への注意
- 正体が分かる……恐れていたことの中身が見えて、不安が消える兆し
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
よくある質問
Q. ぬりかべの夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 吉凶よりも、今の気持ちや状態を映す夢として読みます。夜道で行く手をふさぐ見えない壁の妖怪。前に進めない状況の象徴で、足元を払う(視点を変える)と通れるという言い伝えどおり、別の方法を試す合図。
Q. ぬりかべの夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. ぬりかべの夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 行き詰まっていることを一つ選び、今日できる一番小さな作業に分けて手をつけてみてください。歩き慣れた道を一本変えて帰るのも、視点を変える練習になります。
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※ 夢占いは心理学・民間伝承にもとづく娯楽としての解釈であり、科学的に証明されたものではありません。「当サイトの考察」は当サイト独自の推察です。