○ 心を映す夢 吉凶よりも、今の気持ちや状態を映す夢として読みます
山に住む老女の妖怪。恐ろしい母性や、厳しい試練を与える存在の象徴とされる。優しい山姥は、思わぬ援助の兆し。
心理学から見ると
山姥の夢は、ユング心理学でいう「太母(グレートマザー)」の二つの顔、すなわち包み育てる母性と、飲み込み縛る母性を映すと読めます。厳しい試練を課す存在として現れたなら、乗り越えるべき課題に向き合っている時期。優しい山姥に助けられたなら、思いがけない支えを受け取れる兆しとも考えられます。
言い伝えと歴史
山姥は山奥に住む老女の妖怪で、「三枚のお札」のように旅人や小僧を追いかけて食べようとする恐ろしい姿で語られます。一方で、足柄山で金太郎を育てた母を山姥とする伝承や、山の実りをもたらす山の神に近い存在とする話もあります。恐ろしさと恵みを併せ持つ、日本の民話でも特に奥行きのある存在です。
当サイトの考察
当サイトの見方では、山姥は、山という厳しい自然の中で生きる女性の強さを、里の人々が畏れと敬いを込めて語った姿でもあります。夢の山姥が母や祖母に似ていたなら、その人への感謝と息苦しさが入り混じった気持ちの表れ。山姥から逃げ切った夢なら、干渉から自立しようとする力、山姥に食事をふるまわれたなら、試練の先の実りを示すと考えます。
当サイトの見方:もう一歩深く
山姥は、昔話の中だけでなく、能の演目にも登場します。世阿弥の作と伝えられる能「山姥」では、山から山へと巡り続ける山姥の姿が、人の世の迷いと重ねて描かれます。また二〇〇〇年前後には、日焼けした肌と白く縁取った目元の派手な装いの若者が「ヤマンバギャル」と呼ばれ、渋谷の街で話題になりました。怖い妖怪の名が、型破りな強さの呼び名としても使われてきたのです。当サイトの見方では、山姥の夢は、自分が山姥になっていたのか、山姥に会ったのかで読みが分かれます。自分が山姥になって山を歩いていたなら、周りの目を気にせず生きたい、型にはまらない自分を解き放ちたいという願い。髪を振り乱して怒っていたなら、抑えてきた怒りがもう限界に近い合図です。山奥で山姥に道を教えてもらったなら、厳しくても信頼できる年長者の助言を求めているのでしょう。これは推察ですが、終わりなく山を巡り続ける夢は、答えの出ない悩みを抱えて歩き続けている心の姿と考えます。
目覚めた朝にできること
母や祖母、または自分を育ててくれた人のことを一つ思い出し、感謝の気持ちを言葉か文字にしてみてください。自然の中を少し歩くのも、この夢にふさわしい過ごし方です。
こんな場面なら
- ◎吉 味方になる・宝をくれる……座敷わらしの言い伝えのように、福が来る兆し
- ▲注意 化かされる・さらわれる……見えていない罠や、人の言葉への注意
- 正体が分かる……恐れていたことの中身が見えて、不安が消える兆し
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
よくある質問
Q. 山姥の夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 吉凶よりも、今の気持ちや状態を映す夢として読みます。山に住む老女の妖怪。恐ろしい母性や、厳しい試練を与える存在の象徴とされる。優しい山姥は、思わぬ援助の兆し。
Q. 山姥の夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 山姥の夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 母や祖母、または自分を育ててくれた人のことを一つ思い出し、感謝の気持ちを言葉か文字にしてみてください。自然の中を少し歩くのも、この夢にふさわしい過ごし方です。
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※ 夢占いは心理学・民間伝承にもとづく娯楽としての解釈であり、科学的に証明されたものではありません。「当サイトの考察」は当サイト独自の推察です。