▲ 凶夢寄り(注意のサイン) 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます
顔のない妖怪。相手の本心が分からない不安や、自分らしさを見失っている感覚の象徴とされる。
心理学から見ると
目も鼻も口もない顔は、相手の気持ちが読み取れない不安をそのまま形にしたものと読めます。表情は人が互いを理解するための大切な手がかりで、それが失われる恐怖は深いものです。自分の顔がのっぺらぼうになっていたなら、自分らしさや本音を見失っている感覚の表れとも考えられます。
言い伝えと歴史
のっぺらぼうは、狐や狸、むじなが化けたものとして各地で語られてきました。小泉八雲の「むじな」では、夜の坂道で顔のない女に出会った男が逃げ込んだ先の屋台で、主人にも同じ顔を見せられるという、二度驚かせる筋が知られています。安心した瞬間に再び恐怖が来る構成は、日本の怪談の一つの型になりました。
当サイトの考察
当サイトの見方では、のっぺらぼうの夢は「誰の顔が消えたか」がすべてです。親しい人の顔が消えたなら、その人との間で本音のやりとりが減っているサイン。見知らぬ大勢の顔が消えたなら、人混みや組織の中で自分が埋もれている孤独を映していると考えます。顔が見えないのは相手ではなく、こちらが見ようとしていない場合もあります。
当サイトの見方:もう一歩深く
お正月の遊びの福笑いは、目隠しをして、輪郭だけが描かれた顔の上に目や鼻や口の紙を置いていく遊びです。並べる前の顔は、言ってみれば笑顔ののっぺらぼうです。できあがった顔がおかしな表情になるほど、その場は笑いに包まれます。当サイトの見方では、のっぺらぼうの夢には、この「これから顔を描き入れる白紙」という一面もあると考えます。新しい職場や人間関係の中で、自分がどんな表情でいればよいのかまだ決めかねているとき、顔のない姿が夢に出てくるのかもしれません。夢の中でのっぺらぼうの顔に、あとから目や口が浮かび上がってきたなら、相手との関係が少しずつ形になっていく兆し。自分で顔を描き足そうとしていたなら、人に合わせるのではなく、自分らしい表情を選び直したい気持ちの表れと読みます。これは推察ですが、のっぺらぼうと向き合っても怖くなかった夢は、まだ決まっていない未来を、白紙のまま楽しめる余裕が育っている印でしょう。
目覚めた朝にできること
今日は誰かと話すとき、画面や手元ではなく相手の顔を見て話してみてください。鏡で自分の表情を確かめ、口角を少し上げるのもよいでしょう。
こんな場面なら
- ◎吉 味方になる・宝をくれる……座敷わらしの言い伝えのように、福が来る兆し
- ▲注意 化かされる・さらわれる……見えていない罠や、人の言葉への注意
- 正体が分かる……恐れていたことの中身が見えて、不安が消える兆し
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. のっぺらぼうの夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます。顔のない妖怪。相手の本心が分からない不安や、自分らしさを見失っている感覚の象徴とされる。
Q. のっぺらぼうの夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. のっぺらぼうの夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 今日は誰かと話すとき、画面や手元ではなく相手の顔を見て話してみてください。鏡で自分の表情を確かめ、口角を少し上げるのもよいでしょう。
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※ 夢占いは心理学・民間伝承にもとづく娯楽としての解釈であり、科学的に証明されたものではありません。「当サイトの考察」は当サイト独自の推察です。