◇ 吉凶は場面しだい 同じ夢でも場面で吉にも凶にも読まれる夢。下の「こんな場面なら」で読み分けます
感謝と祈り、目に見えない存在とのつながりの象徴。丁寧に供える夢は守られている吉兆、供え物を盗る・粗末にする夢は感謝を忘れていることへの注意とされる。
心理学から見ると
お供え物は、目に見えない存在や亡くなった人に向けて、感謝や祈りを形にしたものです。夢に出るお供え物は、誰かに伝えきれていない感謝や、見守られていたいという願いを映すと読めます。お供え物を勝手に食べてしまう夢は、罪悪感や、受け取りすぎていることへの後ろめたさとも考えられます。
言い伝えと歴史
日本では仏壇や神棚、お墓に、ご飯や水、季節の果物や花を供える習わしがあり、神社では神さまに捧げる食べ物を神饌と呼びます。供えた後の食べ物は「お下がり」としていただき、神仏の力を分けてもらうと考えられてきました。お盆には、帰ってくる先祖のために特に心をこめて供え物を整えます。
当サイトの考察
当サイトの見方では、お供え物の夢は「誰に向けた供え物だったか」がすべてです。知っている故人の好物を供えていたなら、その人との心の対話がまだ続いている印。見知らぬ祠に知らない誰かの供え物が並んでいて、背筋が冷えたなら、あなたが気づかぬうちに受け取ってきた恩や縁に、そっと目を向けるよう促されているのかもしれません。供え物が新しいか、しおれているかで、その縁の手入れ具合が読み分けられます。
当サイトの見方:もう一歩深く
お盆にきゅうりとなすで作る精霊馬は、先祖が足の速い馬で早く帰ってきて、歩みの遅い牛でゆっくり戻れるようにという願いをこめたものとして知られています。供え物には、品物そのものより「相手を思って選ぶ時間」が込められているのです。当サイトの見方では、この夢は、供え物を選んでいる場面か、供えたあとの場面かで読みが変わります。何を供えようかと迷っていたなら、誰かへの思いをどう形にすればよいかを探している最中。供えた品が翌朝少し減っていた夢は、思いが届いたと感じたい心の表れかもしれません。これは推察ですが、見知らぬ家の仏壇に手を合わせて供え物をしていた夢は、血のつながりを越えた恩や縁に気づき始めている時期を示していると当サイトは考えます。誰かが自分のために供え物を整えてくれていた夢なら、不吉というより、自分がどれほど大切に思われているかを受け取り直す夢でしょう。手を合わせたときの気持ちが静かだったなら、その縁はもう穏やかに結ばれています。
目覚めた朝にできること
今日は、お世話になった人や亡くなった大切な人を一人思い浮かべ、心の中で「ありがとう」と伝えてみてください。仏壇や神棚があれば、水を替えるだけでも十分です。
こんな場面なら
- ◎吉 静かに見守っている……守られている、または伝えたいことがあるという知らせ
- ▲注意 追ってくる・襲ってくる……向き合っていない不安や疲れの形。現実では休息を
- 言葉をかけてくる……言葉の中身がそのままお告げ。覚えている言葉を書き留めて
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. お供え物の夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 同じ夢でも場面で吉にも凶にも読まれる夢。下の「こんな場面なら」で読み分けます。感謝と祈り、目に見えない存在とのつながりの象徴。丁寧に供える夢は守られている吉兆、供え物を盗る・粗末にする夢は感謝を忘れていることへの注意とされる。
Q. お供え物の夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. お供え物の夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 今日は、お世話になった人や亡くなった大切な人を一人思い浮かべ、心の中で「ありがとう」と伝えてみてください。仏壇や神棚があれば、水を替えるだけでも十分です。
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