▲ 凶夢寄り(注意のサイン) 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます
長く積み重なった知恵や警告の象徴。穏やかなら守りと助言、恐ろしい姿なら無理や執着を手放すよう促す夢とされる。
心理学から見ると
老婆の姿をした霊の夢は、ユングの言う老賢者や太母の元型、つまり長い時間をかけて蓄えられた知恵や、包みこむと同時に飲みこむ母性の力と重ねて読めます。優しい老婆なら助言者、恐ろしい老婆なら、自分を縛る古い価値観や、年を重ねることへの不安の映しとも考えられます。
言い伝えと歴史
日本の伝承には老婆の姿の異界の存在が数多く現れます。山に住み、人を助けも喰らいもする山姥。三途の川のほとりで死者の衣をはぐとされる奪衣婆。昔話では、山中の一軒家に住む老婆が旅人を泊め、夜中に正体を現す話もよく知られています。一方で、道に迷った者に行き先を教える老婆の話もあり、老婆は境に立つ案内人でもあります。
当サイトの考察
当サイトの見方では、老婆の霊の夢は「その老婆が何をしていたか」で読み分けます。糸を紡いだり、何かを煮ていたりしたなら、あなたの運命や時間を静かに見守る存在。じっと座ってこちらを見つめていたなら、あなたが先送りにしてきた何かを待っているのかもしれません。老婆の霊は長い年月の化身。急ぐあなたに、時間の重さを思い出させに来たとも考えられます。
当サイトの見方:もう一歩深く
老婆の霊の夢を見た人の中には、怖さよりも、どこか見覚えのある顔だったと話す人がいます。祖母や近所のおばあさん、幼い頃にかわいがってくれた誰かの面影が、霊の姿を借りて現れることもあるのでしょう。当サイトの見方では、この夢では老婆の「手」と「場所」に目を向けます。しわの深い手で何かを差し出してきたなら、それはあなたが受け継ぐべき知恵や、忘れていた家の習わしを思い出させに来たのかもしれません。台所や縁側など、昔の暮らしの場所に座っていたなら、懐かしい時間への郷愁が形になったものと読めます。これは推察ですが、老婆の顔がよく見ると年老いた自分自身だった夢は、恐ろしく感じても悪い知らせではなく、これから歩む長い時間を、心が先回りして見つめている状態でしょう。老いを怖がる気持ちと、そこまで生きたいと願う気持ちは、実は同じ根から伸びています。怖かった夢ほど、目覚めたら誰の顔に似ていたかを思い出してみてください。
目覚めた朝にできること
先延ばしにしている用事を一つ選び、今日のうちに最初の一歩だけ進めてください。身近な年長者に、昔の話を一つ聞いてみるのもよいでしょう。
こんな場面なら
- ◎吉 静かに見守っている……守られている、または伝えたいことがあるという知らせ
- ▲注意 追ってくる・襲ってくる……向き合っていない不安や疲れの形。現実では休息を
- 言葉をかけてくる……言葉の中身がそのままお告げ。覚えている言葉を書き留めて
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. 老婆の霊の夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます。長く積み重なった知恵や警告の象徴。穏やかなら守りと助言、恐ろしい姿なら無理や執着を手放すよう促す夢とされる。
Q. 老婆の霊の夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 老婆の霊の夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 先延ばしにしている用事を一つ選び、今日のうちに最初の一歩だけ進めてください。身近な年長者に、昔の話を一つ聞いてみるのもよいでしょう。
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