▲ 凶夢寄り(注意のサイン) 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます
印象を変えたい気持ちや隠したいものの象徴。明るい色なら新しい始まり、何度も塗り重ねるのは何かを隠す不安の表れ。
心理学から見ると
塗る夢は、物の表面を新しい色で覆うことから、自分の印象を変えたい、あるいは知られたくない部分を隠したいという気持ちを映すと読めます。明るい色で塗る夢は、気分を新たにしたい前向きな心。下の色が何度塗ってもにじみ出てくる夢は、隠そうとしている感情が抑えきれない表れとも考えられます。
言い伝えと歴史
日本の漆塗りは、薄く何層も塗り重ねることで器を丈夫にし、深いつやを生む技として受け継がれてきました。塗り重ねることは、時間と手間をかけて物を守ることでもあります。一方で、九州などには夜道で見えない壁が立ちはだかる「塗壁(ぬりかべ)」という妖怪の言い伝えも残ります。
当サイトの考察
当サイトの見方では、塗る夢は「塗る前の色」に注目します。古い色がどうしても消えなかったなら、それはあなたが隠そうとしている過去が、まだ語られたがっている印かもしれません。壁一面を塗り終えて扉が見えなくなった夢は、塗壁のように自分で出口をふさいでいる状態です。好きな色で塗れた夢は、素直に変わる準備ができています。
当サイトの見方:もう一歩深く
ペンキを塗る作業は、実は塗る前の準備に多くの時間がかかります。汚れを落として下地を整え、塗りたくない部分にテープを貼って守り、塗ったあとは乾くまで触れずに待たなければなりません。アメリカの小説『トム・ソーヤーの冒険』では、罰として塀塗りを命じられたトムが、さも楽しそうに塗ってみせて友だちに仕事を代わらせる場面がよく知られています。当サイトの見方では、塗る夢は、表面を変えたいという気持ちの裏で、その前の準備や後の待ち時間に耐えられるかを心が問うている場面でもあります。道具にも注目してください。細い筆で塗っていたなら、細部まで気を配りたい慎重さ。大きなローラーで一気に塗っていたなら、手早く状況を変えたい焦りでしょう。塗った色が線からはみ出していたなら、変えようとしていることが周りにまで影響しはじめている印です。これは推察ですが、大勢で一緒に塗っていた夢は、印象を変えたいのが自分だけでなく、属している集まり全体なのかもしれません。
目覚めた朝にできること
今日身につける物に、好きな色を一つだけ取り入れてみてください。隠すためではなく、自分を表すための色選びです。
こんな場面なら
- ◎吉 うまくいく・逃げ切る……現実の課題を乗り越える力がある
- ▲注意 うまくいかない・捕まる……追い詰められている気持ちの表れ。休む・頼るのサイン
- 何度も同じことをくり返す……解決していない問題が心に残っている
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. 塗る夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます。印象を変えたい気持ちや隠したいものの象徴。明るい色なら新しい始まり、何度も塗り重ねるのは何かを隠す不安の表れ。
Q. 塗る夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 塗る夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 今日身につける物に、好きな色を一つだけ取り入れてみてください。隠すためではなく、自分を表すための色選びです。
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