◇ 吉凶は場面しだい 同じ夢でも場面で吉にも凶にも読まれる夢。下の「こんな場面なら」で読み分けます
チャンスを逃す不安や、欲しいものに手が届かないもどかしさの象徴。
分類: 食べ物(この分類の夢の読み方)
心理学から見ると
目の前にごちそうがあるのに食べられない夢は、欲しいものに手が届かないもどかしさや、「自分には受け取る資格がない」という思い込みを映していると読めます。夢の中で何かを邪魔されてうまくいかない体験は、現実の行き詰まり感と重なりやすいとされます。
言い伝えと歴史
仏教の盂蘭盆の由来として、目連が餓鬼道に落ちた母に食べ物を差し出すと、口に入る前に火となって燃えてしまった、という話が語られてきました。逆に『古事記』では、イザナミが黄泉の国の食べ物を口にしたために戻れなくなります。食べられないことにも、食べてしまうことにも、昔の人は境界の意味を見ていました。
当サイトの考察
当サイトの見方では、食べられない理由が大切です。箸が見つからないなら準備不足への不安、誰かに止められたなら遠慮や罪悪感、食べ物が消えたなら機会を逃す恐れ。黄泉の食べ物の話を裏返せば、食べられなかったことは「まだこちら側に留まった」とも読めます。今は手を伸ばさないほうがよいものもある、という知らせかもしれません。
当サイトの見方:もう一歩深く
関西などでは、大皿料理の最後の一切れが、誰も手を伸ばさずに残ってしまうことを「遠慮のかたまり」と呼ぶことがあります。また日本の飲食店の店先には、本物そっくりの食品サンプルが並び、見ていると食欲をそそられるのに、もちろん口に入れることはできません。当サイトの見方では、食べられない夢を見る人は、欲しいものがすぐ目の前にあるのに、周りの目や遠慮から手を伸ばせずにいる状態にあることが多いようです。大皿の最後の一切れを前に箸が止まっていたなら、自分の取り分を主張することへのためらいの表れ。食品サンプルのような料理ばかりで食べられなかったなら、見た目は手に入りそうでも中身のない約束や話に疲れている印かもしれません。これは推察ですが、最後の一切れを誰かに勧められて口にできた夢なら、受け取ってよいと許される時期が近いと考えます。食欲がない日が続くときは、無理をせず医療機関に相談してください。
目覚めた朝にできること
最近「欲しいのに遠慮したもの」を一つ思い出し、それが本当に手放してよかったのか考えてみてください。小さなものなら、今日自分に許してあげるのも一つです。
こんな場面なら
- ◎吉 おいしく食べる……心と体が満たされる、運気の充実
- ▲注意 まずい・腐っている……心身の不調や、合わない環境への注意
- 食べられない・取り上げられる……欲しいものに手が届かないもどかしさ
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. 食べられない夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 同じ夢でも場面で吉にも凶にも読まれる夢。下の「こんな場面なら」で読み分けます。チャンスを逃す不安や、欲しいものに手が届かないもどかしさの象徴。
Q. 食べられない夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 食べられない夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 最近「欲しいのに遠慮したもの」を一つ思い出し、それが本当に手放してよかったのか考えてみてください。小さなものなら、今日自分に許してあげるのも一つです。
あわせて読みたい夢の読み物
「食べ物」のほかの夢
※ 夢占いは心理学・民間伝承にもとづく娯楽としての解釈であり、科学的に証明されたものではありません。「当サイトの考察」は当サイト独自の推察です。