○ 心を映す夢 吉凶よりも、今の気持ちや状態を映す夢として読みます
猿の顔・狸の胴・虎の手足・蛇の尾を持つ正体不明の妖怪。はっきりしない状況や、つかみどころのない人の象徴とされる。
心理学から見ると
いくつもの動物が混ざり合った鵺の夢は、状況や人の本心がはっきりせず、何とも言えない落ち着かなさを感じている状態と読めます。正体が一つに定まらないものへの不安は、人の心が最も苦手とするものの一つです。自分自身の気持ちが整理できず、いくつもの思いが混ざっていることを映しているとも考えられます。
言い伝えと歴史
鵺は『平家物語』などに登場し、夜ごと御所の上に黒雲とともに現れて天皇を悩ませたため、源頼政が弓で射落としたと語られます。その姿は猿の顔、狸の胴、虎の手足、蛇の尾とされ、不気味な鳴き声は実在の鳥トラツグミの声とも結びつけられてきました。今も正体の分からない人物や物事を「鵺のような」と表現します。
当サイトの考察
当サイトの見方では、鵺が恐れられたのは、姿よりも「夜ごとの声」でした。正体が見えないまま不安だけが繰り返されることが、人を最も消耗させるのです。夢で鵺の姿がはっきり見えたなら、あいまいだった問題の輪郭がつかめ始めている印。声だけが聞こえていたなら、確かめないまま不安をふくらませている状態と考えます。
当サイトの見方:もう一歩深く
鵺の声と結びつけられてきたトラツグミは、主に春から夏にかけての夜や明け方に、山の林で「ヒー、ヒョー」と細く寂しげな声で鳴く鳥です。暗闇から笛のような音だけが響く不気味さを知ると、昔の人が化け物を思い描いたのもうなずけます。当サイトの見方では、鵺の夢は、いくつもの顔を持つ自分自身の姿を映していることがあります。職場での顔、家庭での顔、友人の前での顔と、場面ごとに違う役割を使い分けているうちに、本当の自分がどれなのか分からなくなる。鵺のような継ぎはぎの姿が夢に現れたなら、そうした役割の多さに心が疲れている状態とも読めます。鵺が射落とされる場面を見ていた夢は、あいまいなまま放ってきた問題に、ようやく決着をつけたいという気持ちの表れでしょう。鵺が寂しそうに鳴いていた夢なら、誰にも理解されにくい自分の一面を、そっと受け止めてほしいと願っているのかもしれません。これは推察ですが、複雑な事情を抱え、一言で自分を説明できないと感じている人ほど、この夢を見やすいと当サイトは考えます。
目覚めた朝にできること
もやもやしている問題を一つ、「分かっていること」と「分かっていないこと」に分けて書き出してみてください。分からない部分は、誰に聞けばよいかも添えましょう。
こんな場面なら
- ◎吉 味方になる・宝をくれる……座敷わらしの言い伝えのように、福が来る兆し
- ▲注意 化かされる・さらわれる……見えていない罠や、人の言葉への注意
- 正体が分かる……恐れていたことの中身が見えて、不安が消える兆し
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
よくある質問
Q. 鵺の夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 吉凶よりも、今の気持ちや状態を映す夢として読みます。猿の顔・狸の胴・虎の手足・蛇の尾を持つ正体不明の妖怪。はっきりしない状況や、つかみどころのない人の象徴とされる。
Q. 鵺の夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 鵺の夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. もやもやしている問題を一つ、「分かっていること」と「分かっていないこと」に分けて書き出してみてください。分からない部分は、誰に聞けばよいかも添えましょう。
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※ 夢占いは心理学・民間伝承にもとづく娯楽としての解釈であり、科学的に証明されたものではありません。「当サイトの考察」は当サイト独自の推察です。