▲ 凶夢寄り(注意のサイン) 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます
心を守る鎧、強がりの象徴。鎧をまとう夢は困難に立ち向かう覚悟、脱げない鎧は本音を隠しすぎている注意とされる。
分類: 物・道具(この分類の夢の読み方)
心理学から見ると
鎧は全身を覆って傷を防ぐものです。心理学的には、傷つかないために身につけた態度や役割、いわゆる「心の鎧」を表すと読めます。鎧をまとって戦う夢は、厳しい状況に立ち向かう覚悟の表れとされます。重くて動けない、脱ぎたいのに脱げない夢は、強がりが自分を縛っている状態を映しているのかもしれません。
言い伝えと歴史
日本の鎧は、戦で身を守るだけでなく、色糸で札を綴る美しい工芸品でもありました。端午の節句に鎧や兜を飾るのは、子どもを災いから守ってほしいという願いが込められているとされます。古戦場には鎧武者の霊を見たという怪談も多く語られます。夢占いでは、立派な鎧は身を守る力と地位の向上を示します。
当サイトの考察
当サイトの見方では、鎧の夢は「鎧の中身」に目を向けたい夢です。兜の奥の顔が自分だったなら、戦う覚悟を決めている。中が空っぽだったなら、役割だけが歩き回り、本当の自分がどこかに置き去りになっているのでしょう。古い鎧が夜中に独りでに動く夢は、先祖や過去の自分からの、休んでいいという知らせとも読めます。
当サイトの見方:もう一歩深く
日本の鎧は、小さな札(さね)を一枚ずつ色糸で綴り合わせて作られました。一枚の大きな板ではなく、細かな部品をつなぐことで、身を守りながらも腕や体を動かせるように工夫されていたのです。その分、修理や手入れに手間がかかり、着るにも人の手を借りることが多かったと言われます。当サイトの見方では、鎧の夢は「守りの硬さ」と「動きやすさ」の釣り合いを問う夢です。傷つかないよう心を固めすぎると、守られている代わりに身動きがとれなくなってしまいます。夢で鎧の継ぎ目がほつれていたなら、守りのどこかに無理が出ている印。誰かに手伝ってもらって鎧を着ていたなら、ひとりで強がらず、人の手を借りて身を守ってよい時期と読みます。また、飾られた鎧を眺めていた夢は、今は戦う時ではなく、かつての自分の頑張りを静かに振り返る時なのかもしれません。これは推察ですが、鎧を脱いで軽くなった夢は、守りを少しゆるめても大丈夫だと、心が感じ始めている証なのでしょう。
目覚めた朝にできること
今日は人に会わない時間を少し作り、肩の力を意識的に抜いてみてください。鎧を脱げる場所を一つ持つことが、次の日を戦う力になります。
こんな場面なら
- ◎吉 もらう・見つける……新しい力や機会が手に入る兆し
- ▲注意 なくす・壊れる……その物が表すもの(立場・関係・自信)への不安
- 古い・汚れている……見直したい習慣や、手放す時期のサイン
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. 鎧の夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます。心を守る鎧、強がりの象徴。鎧をまとう夢は困難に立ち向かう覚悟、脱げない鎧は本音を隠しすぎている注意とされる。
Q. 鎧の夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 鎧の夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 今日は人に会わない時間を少し作り、肩の力を意識的に抜いてみてください。鎧を脱げる場所を一つ持つことが、次の日を戦う力になります。
あわせて読みたい夢の読み物
「物・道具」のほかの夢
※ 夢占いは心理学・民間伝承にもとづく娯楽としての解釈であり、科学的に証明されたものではありません。「当サイトの考察」は当サイト独自の推察です。