○ 心を映す夢 吉凶よりも、今の気持ちや状態を映す夢として読みます
周りの声を受け止めきれない状態や、聞きたくない話を避けたい気持ちの表れ。一人の時間が必要な合図とも読める。
分類: 体・健康(この分類の夢の読み方)
心理学から見ると
音が聞こえない夢は、人の話を受け止める余裕がなくなっている状態や、聞きたくない情報から身を守りたい気持ちを映すと読めます。夢はもともと視覚が中心で、音ははっきりしないことも多いとされますが、「聞こえない」と自覚する夢は別物です。会議の場なら責任から耳をふさぎたい気持ち、大切な人の口だけが動いていたなら、心がすれ違っている不安と考えられます。
言い伝えと歴史
日光東照宮の三猿で知られる「見ざる、言わざる、聞かざる」は、よくないものに触れないようにという教えとして親しまれてきました。一方、小泉八雲の『怪談』に収められた「耳なし芳一」では、全身に経文を書かれた琵琶法師が、書き忘れた耳だけを亡霊に引きちぎられます。聞くことは身を守る知恵にも、この世ならぬものを呼ぶ扉にもなってきました。
当サイトの考察
当サイトの見方では、芳一の耳が奪われたのは、彼が亡霊の求めに応じて聞かせ続けた者だったからかもしれません。人の話に応え続けてきた人ほど、夢で耳を閉ざすことがあります。家族の声が聞こえなかったなら心の距離、自分の名前を呼ぶ声だけが遠かったなら誰かの期待から逃れたい本音です。怖いほどの静けさに一人いたなら、心は応えることを休みたがっています。
当サイトの見方:もう一歩深く
作曲家ベートーヴェンは、若い頃から耳の病に悩まされ、やがてほとんど音が聞こえなくなったと伝えられます。それでも彼は作曲を続け、晩年には交響曲第九番のような大作を生み出しました。初演の舞台で、聞こえない彼が客席の拍手に気づかず、促されて振り返ってはじめて喝采を知ったという話はよく知られています。当サイトの見方では、耳が聞こえない夢は、周りの声を受け止めきれない状態だけでなく、「外の評価が聞こえなくなっても、自分の中の音を頼りに進めるか」という問いを映すこともあると読めます。夢で音のない世界にいながら、何かを作り続けていたなら、人の声に左右されず、自分の内側の確かさで歩み始めている印。振り返ったら大勢が自分に拍手していた夢は、気づかないうちにあなたの努力が人に届いていることへの知らせかもしれません。手話や身ぶりで誰かと通じ合っていた夢なら、言葉に頼らない伝え方に、新しい可能性を感じているのでしょう。これは推察ですが、この夢の静けさは、孤独ではなく集中の静けさなのかもしれません。
目覚めた朝にできること
今日は音楽や通知を切って、静かに過ごす時間を十分だけつくってみてください。耳の違和感や聞こえにくさが続くときは、医療機関へ相談しましょう。
こんな場面なら
- ◎吉 元気になる・治る……回復や運気の立て直しの兆し
- ▲注意 痛む・傷つく・失う……心身の疲れへの注意。現実の体調も一度確かめて
- 血が出る……意外にも、エネルギーや金運の上昇とされることが多い
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
よくある質問
Q. 耳が聞こえない夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 吉凶よりも、今の気持ちや状態を映す夢として読みます。周りの声を受け止めきれない状態や、聞きたくない話を避けたい気持ちの表れ。一人の時間が必要な合図とも読める。
Q. 耳が聞こえない夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 耳が聞こえない夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 今日は音楽や通知を切って、静かに過ごす時間を十分だけつくってみてください。耳の違和感や聞こえにくさが続くときは、医療機関へ相談しましょう。
あわせて読みたい夢の読み物
「体・健康」のほかの夢
※ 夢占いは心理学・民間伝承にもとづく娯楽としての解釈であり、科学的に証明されたものではありません。「当サイトの考察」は当サイト独自の推察です。