▲ 凶夢寄り(注意のサイン) 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます
恋愛・仕事・住まいなど、人生における大きな変化の前兆とされる夢。良い変化・悪い変化どちらの場合もあり、繰り返し見るときは特に注意を促すサインとも言われる。
心理学から見ると
地震の夢は、足元が揺らぐような大きな変化や不安を映します。地震の多い日本では、ニュースや実際の経験がそのまま夢に出ることも多く、夢の揺れは現実の不安の強さを示すと考えられます。家の中で揺れた夢なら家族や暮らしの土台、職場なら立場の不安定さ、外で揺れを感じて周りの人が平気だった夢なら、自分だけが不安を抱えている孤独感とも読めます。
言い伝えと歴史
江戸時代には、地下の大鯰が暴れると地震が起きると語られ、茨城の鹿島神宮には鯰を押さえる「要石」があると伝えられてきました。1855年の安政江戸地震の後には、鯰を懲らしめたり、復興で潤う職人が鯰に感謝したりする「鯰絵」が数多く刷られました。夢占いでも、地震の夢は人生の転機の前ぶれとされ、揺れのあと景色が明るくなる夢は良い変化の印と読まれます。
当サイトの考察
当サイトの見方では、鯰絵の人々は恐ろしい揺れにさえ笑いや皮肉を添えて耐えました。怖いものに姿を与えることで、正体の見えない不安を扱える大きさにしたのです。地震の夢も、形のない不安が揺れという姿を借りたもの。夢の中で誰かの手を握っていたなら、あなたには支え合える相手がいる。一人で立ち尽くしていたなら、頼る先を増やす時期かもしれません。
当サイトの見方:もう一歩深く
私たちは地面が動かないことを当たり前の前提として暮らしています。地震の夢が強い印象を残すのは、その前提そのものが揺らぐからでしょう。当サイトの見方では、地震の夢は、何が揺れたかよりも「揺れの前後に何をしていたか」に心の状態が表れます。揺れが来る前に気づいて身構えていた夢なら、すでに変化の気配を感じ取り、心の準備を始めている状態。何も知らずに揺れに襲われた夢なら、思いがけない知らせへの不安。揺れが収まったあと、周りの人の無事を確かめて回っていた夢は、自分よりも身近な人を守りたい気持ちが強い時期と読めます。余震のように何度も小さく揺れる夢は、一度終わったはずの問題が、まだ心の中で落ち着いていないことの表れかもしれません。これは推察ですが、地震の夢を見たあとに、家族や友人の声を聞きたくなる人は多いはずです。それは揺らぐ足元の代わりに、人とのつながりを新しい支えにしようとする自然な心の動きなのだと思います。実際の揺れの記憶がつらくよみがえる場合は、無理をせず休んでください。
目覚めた朝にできること
防災用品や家具の固定を一つだけ確かめてください。実際の震災の記憶がつらくよみがえるときは、無理に夢を読み解かず、信頼できる人に話してみてください。
こんな場面なら
- ◎吉 穏やか・澄んでいる……心が落ち着き、物事が順調に流れる兆し
- ▲注意 荒れている・飲み込まれる……感情があふれそう、または周りの変化に振り回されている
- 眺めているだけ……変化を少し離れた所から見ている。準備の時期
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. 地震の夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます。恋愛・仕事・住まいなど、人生における大きな変化の前兆とされる夢。良い変化・悪い変化どちらの場合もあり、繰り返し見るときは特に注意を促すサインとも言われる。
Q. 地震の夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 地震の夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 防災用品や家具の固定を一つだけ確かめてください。実際の震災の記憶がつらくよみがえるときは、無理に夢を読み解かず、信頼できる人に話してみてください。
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