▲ 凶夢寄り(注意のサイン) 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます
白い雲は穏やかな日々や希望、黒い雲は心配事の接近を示すとされる。
心理学から見ると
雲の夢は、形を変え続ける気持ちや、まだはっきりしない考えを映していると読めます。白く軽い雲は穏やかな見通し、厚く黒い雲は近づいてくる心配ごとの象徴とされます。雲が流れていたなら状況は動いており、止まって見えたなら、自分の中で決めきれないことが残っているのかもしれません。
言い伝えと歴史
仏教では、極楽から仏が迎えに来るとき、紫の雲に乗って現れると語られてきました。そのため紫雲はめでたい兆しとされ、珍しい形や色の雲を「瑞雲」と呼んで吉兆とする考えもありました。反対に、黒雲が湧くのは怪異や神の怒りの前ぶれとして物語に描かれます。
当サイトの考察
当サイトの見方では、雲の夢は「見る人によって形が変わる」ことに意味があります。同じ雲を、ある人は動物に、ある人は顔に見る。夢の雲が何に見えたかは、今あなたの心がいちばん気にしているものの姿です。雲が顔に見えたなら、その表情が誰に似ていたかを思い出してください。
当サイトの見方:もう一歩深く
雲は細かな水や氷の粒が集まったもので、見た目は軽やかでも、大きな雲には驚くほどたくさんの水が含まれていると言われます。重さを抱えながら空に浮かんでいる、というのが雲の不思議な性質です。また飛行機に乗ると、地上では空を覆っていた厚い雲の上に、いつも青空と太陽があることに気づかされます。当サイトの見方では、雲の夢はこの二つの姿と重なります。ふわりと浮かぶ雲を見て心地よかったなら、本当は重いものを抱えながらも、それを軽やかに運べている状態。雲が今にも雨を落としそうに重く垂れていたなら、ため込んだ気持ちがこぼれ出す寸前なのかもしれません。夢の中で雲の上に立っていた、あるいは雲を突き抜けて上へ出たなら、悩みの外側から自分を眺められる視点を手に入れつつある印と読めます。雲が月や太陽を隠していく場面なら、大切なものが一時的に見えなくなっているだけで、失われたわけではないという知らせとも考えられます。これは推察ですが、雲の夢は、今の悩みに終わりがあることを示しているのでしょう。
目覚めた朝にできること
雲が何に見えたかを一言メモしてください。その言葉から連想する人や用事があれば、今日のうちに小さく手をつけておくと気持ちが晴れます。
こんな場面なら
- ◎吉 穏やか・澄んでいる……心が落ち着き、物事が順調に流れる兆し
- ▲注意 荒れている・飲み込まれる……感情があふれそう、または周りの変化に振り回されている
- 眺めているだけ……変化を少し離れた所から見ている。準備の時期
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. 雲の夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます。白い雲は穏やかな日々や希望、黒い雲は心配事の接近を示すとされる。
Q. 雲の夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 雲の夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 雲が何に見えたかを一言メモしてください。その言葉から連想する人や用事があれば、今日のうちに小さく手をつけておくと気持ちが晴れます。
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