◇ 吉凶は場面しだい 同じ夢でも場面で吉にも凶にも読まれる夢。下の「こんな場面なら」で読み分けます
直感や女性性、心の奥の感情の象徴。満月は物事の成就、欠けた月は不安や迷いの表れとされる。
心理学から見ると
月は、直感・感情・女性性、そして満ち欠けする心の象徴です。ユング派では、太陽の意識に対する「夜の知恵」とされます。一人で見上げていたか、誰かと眺めていたかで意味が変わり、一人なら自分の内面と静かに向き合う時期、誰かと一緒なら、その人と気持ちを分かち合いたい願いが映っていると読めます。満月の頃に眠りが浅くなるという報告もありますが、結論は出ていません。
言い伝えと歴史
日本では月見の風習があるように月は愛でるものであり、月の模様を餅をつく兎と見る言い伝えも親しまれてきました。この兎は、飢えた老人に身を捧げた兎の話に由来するとされます。一方で「月を指さすと耳が切れる」という言い伝えがあるように、月は軽々しく扱ってはならないものでもありました。満月の夜に人が狂うという考えは西洋にもあり、ルナティックの語源になっています。
当サイトの考察
当サイトの見方では、月の夢は「今の自分の満ち欠け」を教えてくれます。満月なら何かが満ちて形になるとき、三日月ならこれから育つとき、月が赤いなら感情が高ぶりすぎている警告です。月の兎が身を捧げた話のように、夢の月が美しいほど、あなたは誰かのために自分を差し出しすぎていないでしょうか。月は自ら光らず、太陽の光を映すもの。夢の月の明るさは、あなたが受け取っている支えの量でもあります。
当サイトの見方:もう一歩深く
月はいつも同じ面を地球に向けていて、地上からは裏側を見ることができないと知られています。どれほど明るく輝く満月でも、私たちに見せているのはその半分だけなのです。また、子どもの頃に夜道を歩きながら、月がどこまでもついてくるように感じた人も多いでしょう。当サイトの見方では、月の夢は「見せている顔」と「見せていない顔」の両方に心が向いているときに現れやすいと考えます。場面の違いも手がかりです。月が後ろからついてきた夢は、離れようとしても離れられない思い出や人の存在。雲に隠れて見えなくなった夢は、自分の本心が自分でも分からなくなっている状態とも読めます。水面に映った月をすくおうとしていたなら、手の届かないものに心を寄せすぎている印です。これは推察ですが、夢で月の裏側を見たなら、隠してきた自分を受け入れる準備が整い始めているのでしょう。
目覚めた朝にできること
今夜、実際の月を見上げてみてください。夢の月と比べると、心の状態が分かりやすくなります。支えてくれている人を一人思い浮かべ、感謝を心の中で伝えましょう。
こんな場面なら
- ◎吉 穏やか・澄んでいる……心が落ち着き、物事が順調に流れる兆し
- ▲注意 荒れている・飲み込まれる……感情があふれそう、または周りの変化に振り回されている
- 眺めているだけ……変化を少し離れた所から見ている。準備の時期
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. 月の夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 同じ夢でも場面で吉にも凶にも読まれる夢。下の「こんな場面なら」で読み分けます。直感や女性性、心の奥の感情の象徴。満月は物事の成就、欠けた月は不安や迷いの表れとされる。
Q. 月の夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 月の夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 今夜、実際の月を見上げてみてください。夢の月と比べると、心の状態が分かりやすくなります。支えてくれている人を一人思い浮かべ、感謝を心の中で伝えましょう。
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