▲ 凶夢寄り(注意のサイン) 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます
日常から離れ、自分の内面や別の可能性をのぞき込む夢。好奇心が強ければ新しい発見の兆し、出られないなら現実逃避への注意とされる。
心理学から見ると
鏡の中に入る夢は、表向きの自分の裏側、つまり心の奥へと降りていく体験を映すと読めます。ユングは意識されない自分の一面を「影」と呼びましたが、左右が反転した世界は、普段と逆の選択をした自分を見せる舞台とも考えられます。現実に息苦しさを感じ、別の生き方を思い描いている時にも見やすい夢です。
言い伝えと歴史
鏡の向こうに別の世界があるという発想は古くから各地にあり、英国では1871年にルイス・キャロルが『鏡の国のアリス』を著しています。日本でも鏡はこの世と異界の境に置かれる道具とされ、夜に鏡をのぞくことを戒める言い伝えが残る地域もあります。
当サイトの考察
当サイトの見方では、鏡の中の世界が「心地よかったか、よそよそしかったか」で意味が分かれます。心地よかったなら、あなたが抑えてきた願いがそこで自由に生きている印。よそよそしく、戻る出口を探していたなら、現実から離れたい気持ちが強くなりすぎているのかもしれません。帰り道を覚えている限り、鏡の向こうは怖い場所ではありません。
当サイトの見方:もう一歩深く
鏡の中に入る夢では、どうやって入ったかに心の状態が表れます。自分から一歩踏み出して入ったなら、今の自分とは違う生き方を試してみたい好奇心。鏡の向こうから手を引かれて入ったなら、自分では気づいていない願いや誘いに、半ば引き寄せられている状態と当サイトは考えます。鏡の中の世界で文字や時計が左右反対になっていた夢は、普段の常識や順序をいったん逆にしてみたら、と心が提案しているのかもしれません。中でもう一人の自分に出会った夢もあります。その自分が楽しそうだったなら、抑えている一面がまだ元気に生きている印。冷たい目でこちらを見ていたなら、自分の選ばなかった道への未練や、自分自身への厳しさを映しているとも読めます。この夢は、職場の顔と家での顔、ネットでの自分と現実の自分など、いくつもの顔を使い分けて暮らしている人が見やすいとも考えられます。これは推察ですが、鏡の外へ戻ってきて目が覚めたなら、あなたは別の自分を見てきたうえで、今の自分を選び直したのでしょう。
目覚めた朝にできること
夢の中の世界で自分がしていたことを一つ書き出し、現実でも小さく試せないか考えてみましょう。朝の光を浴びて体を動かすと、こちら側に戻った実感が得やすくなります。
こんな場面なら
- ◎吉 不思議な体験を楽しんでいる……直感が冴えている時期
- ▲注意 怖くて逃げられない……説明のつかない不安に振り回されている
- 自分が不思議な力を使う……眠っている才能や、変わりたい気持ちの表れ
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. 鏡の中に入る夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます。日常から離れ、自分の内面や別の可能性をのぞき込む夢。好奇心が強ければ新しい発見の兆し、出られないなら現実逃避への注意とされる。
Q. 鏡の中に入る夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 鏡の中に入る夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 夢の中の世界で自分がしていたことを一つ書き出し、現実でも小さく試せないか考えてみましょう。朝の光を浴びて体を動かすと、こちら側に戻った実感が得やすくなります。
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