▲ 凶夢寄り(注意のサイン) 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます
心の奥にある知恵や、見落としている助言の象徴。穏やかな声なら導き、怖い声なら無視してきた不安への警告とされる。
心理学から見ると
木がしゃべる夢は、自分の中に長く蓄えられてきた知恵や、年長者の言葉が形を変えて語りかけてくる場面と読めます。ユング派では、言葉を話す自然物は無意識からのメッセージの運び手とされることがあります。何を言われたか覚えていれば、それが今の自分に必要な言葉かもしれません。
言い伝えと歴史
古い神話には、国が治まる前は草や木までもがものを言っていたという描写があり、木に声や心を認める感覚は日本に古くからあります。海外でも、古代ギリシャのドドナでは樫の葉のざわめきから神託を聞いたとされ、木の声は神の声に近いものとして扱われてきました。
当サイトの考察
当サイトの見方では、木の声が「誰の声に似ていたか」に注意してください。亡くなった祖父母や恩師の声に似ていたなら、その人から受け取ったものを今こそ使う時。自分の声だったなら、長く押し込めてきた本音がとうとう口を開いたのです。聞き取れないささやきだったなら、まだ言葉になる前の直感が、幹の奥で育っている途中なのかもしれません。
当サイトの見方:もう一歩深く
山で声を上げると返ってくるこだまは、漢字で「木霊」とも書かれ、木に宿る精霊が答えているのだと考えられた時代がありました。人は昔から、自分の声が木に届き、木がそれに応えてくれるという感覚を持っていたのです。当サイトの見方では、木がしゃべる夢は、誰かに語りかけたいのに受け止めてくれる相手が身近にいないと感じているとき、心がその役目を動かない木に託した姿とも読めます。木は口を挟まず、逃げず、何年もそこに立っています。そうした存在に話を聞いてほしいほど、あなたは今、静かな聞き手を求めているのかもしれません。夢の中で、どちらが先に話したかも大切です。あなたが話しかけて木が答えたなら、自分の問いの答えをすでに心の中に持っている印。木が先に話しかけてきたなら、思いがけない方向から助言や気づきが届く予感です。これは推察ですが、木の言葉が聞き取れなかったなら、まだ受け止める準備ができていない本音があると当サイトは考えます。
目覚めた朝にできること
木のそばや公園で数分だけ立ち止まり、葉の音に耳を澄ませてみてください。そのとき頭に浮かんだ言葉を一つメモしておくと、夢の声の続きが聞こえてくることがあります。
こんな場面なら
- ◎吉 不思議な体験を楽しんでいる……直感が冴えている時期
- ▲注意 怖くて逃げられない……説明のつかない不安に振り回されている
- 自分が不思議な力を使う……眠っている才能や、変わりたい気持ちの表れ
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. 木がしゃべる夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます。心の奥にある知恵や、見落としている助言の象徴。穏やかな声なら導き、怖い声なら無視してきた不安への警告とされる。
Q. 木がしゃべる夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 木がしゃべる夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 木のそばや公園で数分だけ立ち止まり、葉の音に耳を澄ませてみてください。そのとき頭に浮かんだ言葉を一つメモしておくと、夢の声の続きが聞こえてくることがあります。
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