◎ 吉夢 言い伝えでは吉とされる夢
年の初めに見る夢で一年を占う日本の風習。江戸時代には宝船の絵を枕の下に敷いて良い夢を願ったと伝えられる。内容より、覚えていたこと自体を大切に。
心理学から見ると
一年の最初に見る夢を特別に意識すると、その夢を覚えていやすくなり、内容から自分の願いや不安に気づくきっかけになります。心理学的には、節目の時期に見る夢には、新しい始まりへの期待と緊張がそのまま映りやすいと読めます。どんな内容でも、今年の自分が何を気にかけているかの手がかりになります。
言い伝えと歴史
初夢はいつ見る夢を指すかについて、大晦日の夜、元日の夜、二日の夜など時代や地域で諸説あります。「一富士二鷹三茄子」は縁起のよい初夢の代表として知られ、江戸時代には宝船の絵を枕の下に敷いて良い夢を願う風習が広まりました。悪い夢を見たらその絵を川に流すなどして払ったと伝えられます。
当サイトの考察
当サイトの見方では、初夢は「一年の予言」ではなく「一年の最初の自己紹介」です。富士や鷹のような縁起物が出なくても、夢に出た人や場所は、今年あなたが向き合うものの予告と読めます。怖い夢だったなら、年の初めに不安を先に吐き出せたと考えてください。宝船の絵を流した昔の人のように、悪い夢は手放してよいのです。
当サイトの見方:もう一歩深く
年末年始は、ふだんと違う眠り方をしやすい時期です。大晦日に夜更かしをしたり、帰省先の実家で久しぶりの布団に寝たり、ごちそうやお酒で体のリズムが変わったりもします。当サイトの見方では、初夢に昔の家族や幼なじみが出てきやすいのは、こうした「帰省の眠り」が子どもの頃の記憶を呼び起こすからかもしれません。初夢の場面の違いにも意味があります。にぎやかな宴の夢なら、人とのつながりを大切にしたい一年。ひとりで静かな景色の中にいたなら、自分のペースを取り戻したい一年です。仕事の夢を見てしまったなら、休みの間も気持ちが切り替えきれていないという、正直な心の声でしょう。初夢を覚えていないという人も多いですが、それは悪いことではありません。これは推察ですが、何も覚えていない初夢は、新しい年を白紙のまま迎えられたということでもあります。昔の人が宝船の絵に願いを託したように、良い年にしたいと願う気持ちこそが初夢の本当の中身だと当サイトは考えます。
目覚めた朝にできること
初夢の内容を手帳の最初のページに一行だけ書き残してください。年末に読み返すと、一年の自分の変化が見えて面白いものです。
こんな場面なら
- ◎吉 味方になる・宝をくれる……座敷わらしの言い伝えのように、福が来る兆し
- ▲注意 化かされる・さらわれる……見えていない罠や、人の言葉への注意
- 正体が分かる……恐れていたことの中身が見えて、不安が消える兆し
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
よくある質問
Q. 初夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 言い伝えでは吉とされる夢。年の初めに見る夢で一年を占う日本の風習。江戸時代には宝船の絵を枕の下に敷いて良い夢を願ったと伝えられる。内容より、覚えていたこと自体を大切に。
Q. 初夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 初夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 初夢の内容を手帳の最初のページに一行だけ書き残してください。年末に読み返すと、一年の自分の変化が見えて面白いものです。
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