▲ 凶夢寄り(注意のサイン) 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます
理由は分からないのに「こうだ」と確信する夢。心の奥ですでに答えが出ているサインで、迷いの解消が近い暗示とされる。
心理学から見ると
ユングは心の働きを思考・感情・感覚・直観の四つに分け、直観を、まだ見えていない可能性を先につかむ働きと考えました。夢の中の確信は、起きている間は理屈や人の目に押されて聞こえない小さな判断が、眠りの中で前に出てきたものと読めます。仕事の場面で確信したなら、経験の積み重ねが答えを出しかけている印。人間関係の場面なら、相手の言葉よりも態度から何かを感じ取っているとも考えられます。
言い伝えと歴史
日本では昔から「勘」や「虫の知らせ」という言葉で、理屈を超えた予感が大切にされてきました。体の中に住む虫が危険や身内の異変を知らせる、という考え方は、見えない何かが人に語りかけるという古い感覚の名残とも言えます。職人や武芸の世界でも、長い修練の末に身につく勘が重んじられてきました。夢占いでは、直感に従って動く夢は迷いが晴れる吉夢とされます。
当サイトの考察
当サイトの見方では、夢の直感は「当たったか」より「従ったか」に注目したいところです。確信したのに動けなかったなら、現実でも自分の声を後回しにしている印。従って道が開けたなら、あなたの中の案内人はもう準備を終えています。ただ、ぞっとする予感に背中を押されて動いた夢なら、その直感は未来ではなく、今の暮らしで見過ごしている小さな違和感を指さしているのかもしれません。
当サイトの見方:もう一歩深く
日本語には「胸騒ぎ」「腑に落ちる」「肌で感じる」など、直感を体のどこかで受け取る言い回しがたくさんあります。理屈より先に体が答えを知っている、という感覚は、昔から暮らしの中で言葉にされてきたのでしょう。当サイトの見方では、夢の中で直感がどんな形で届いたかに注目すると、自分の判断の癖が見えてきます。分かれ道で迷わず片方を選んだなら、すでに心の中で優先順位が決まっています。誰かの声や案内に従ったなら、信頼できる人の意見を求めている時期。理由もなく扉を開けたくなった、逆に近づきたくなかったなら、新しい環境や人間関係に対して、体が先に好き嫌いを感じ取っているのかもしれません。これは推察ですが、直感の夢は、選択を前にして頭で考えすぎている人ほど見やすいと当サイトは考えます。考え尽くしたあとに浮かぶ答えは、ただの思いつきとは違います。ただし大きな決断は、起きてから確かめる手順も大切にしてください。
目覚めた朝にできること
迷っている選択を一つ思い浮かべ、最初に浮かんだ答えをメモしてください。数日後に読み返すと、自分の勘の傾向が見えてきます。
こんな場面なら
- ◎吉 その気持ちを受け止めている……心が整理されつつある
- ▲注意 気持ちに押しつぶされる……現実でもためこんでいるサイン
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. 直感が働く夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます。理由は分からないのに「こうだ」と確信する夢。心の奥ですでに答えが出ているサインで、迷いの解消が近い暗示とされる。
Q. 直感が働く夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 直感が働く夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 迷っている選択を一つ思い浮かべ、最初に浮かんだ答えをメモしてください。数日後に読み返すと、自分の勘の傾向が見えてきます。
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