○ 心を映す夢 吉凶よりも、今の気持ちや状態を映す夢として読みます
抑えている怒りや恨みの表れ。夢で出し切ると、現実では穏やかになれることも。
心理学から見ると
憎しみの夢は、起きている間に抑え込んでいる怒りや悔しさが、安全な夢の中で表に出てきた状態と読めます。ユングは、自分が認めたくない感情や性質を「影」と呼び、影と向き合うことが心の成熟につながると考えました。夢で激しく誰かを憎んでも、それはあなたが冷酷だという意味ではありません。
言い伝えと歴史
日本の怪談や伝説には、恨みを抱いたまま亡くなった人の思いが祟りとなる話が数多く語られてきました。一方で、怨みを鎮めるために人を神として祀り、慰めてきた歴史もあります。夢占いでは、憎しみをぶつける夢は鬱憤が晴れて現実の人間関係が落ち着く前ぶれと読まれることがあります。
当サイトの考察
当サイトの見方では、憎しみの夢は「相手の顔がはっきり見えたか」で読み分けられます。はっきり見えたなら、その人への怒りを自分でもよく分かっている状態。顔がぼやけていたり、別の人にすり替わったりしたなら、本当の怒りの向け先は別のところにあるのかもしれません。怨霊の話が長く語られるのは、晴れない思いを抱える人がいつの時代にもいたからだと考えます。
当サイトの見方:もう一歩深く
憎しみの夢では、自分が誰かを憎むのではなく、誰かから激しく憎まれる側に立たされていることもあります。理由も分からないまま敵意を向けられ、目覚めた後も相手の表情が頭から離れない。こうした夢は、自分が憎む夢とは違った重さを残します。当サイトの見方では、憎まれる夢は、相手が本当に自分を恨んでいるという知らせではなく、自分が誰かを傷つけたかもしれないという後ろめたさや、嫌われることへの強い恐れを映していると読めます。憎んでくる相手が身近な人だったなら、その人との間に、言葉にしていないすれ違いが残っているのかもしれません。また、憎しみは無関心とは違い、相手を強く意識しているからこそ生まれる感情でもあります。これは推察ですが、夢の中で憎み合っていた相手と最後に和解できたなら、現実でもその関係に何らかの折り合いをつけたい気持ちが、心の奥で育ち始めているのではないかと考えます。憎しみの夢を見たことに驚き、自分を責めた人もいるでしょう。けれど、夢の中で吐き出せたことには意味があります。
目覚めた朝にできること
怒りを感じている相手や出来事を紙に書き、思うままに気持ちを書き出してから破って捨ててください。体を動かして汗をかくのも、残った熱を逃がす助けになります。
こんな場面なら
- ◎吉 その気持ちを受け止めている……心が整理されつつある
- ▲注意 気持ちに押しつぶされる……現実でもためこんでいるサイン
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
よくある質問
Q. 憎しみの夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 吉凶よりも、今の気持ちや状態を映す夢として読みます。抑えている怒りや恨みの表れ。夢で出し切ると、現実では穏やかになれることも。
Q. 憎しみの夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 憎しみの夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 怒りを感じている相手や出来事を紙に書き、思うままに気持ちを書き出してから破って捨ててください。体を動かして汗をかくのも、残った熱を逃がす助けになります。
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