▲ 凶夢寄り(注意のサイン) 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます
美しい女に化ける蜘蛛の妖怪。魅力的な誘いの裏にある束縛や、気づかぬうちに絡め取られる関係への注意とされる。
心理学から見ると
蜘蛛の糸は、ユング派の夢解釈では運命を紡ぐ力や、呑み込むような母性の象徴と読まれることがあります。美しい女が蜘蛛に変わる夢は、心地よく見える関係や誘いに、実は自由を奪われているのではという無意識の警戒を映しているとも考えられます。
言い伝えと歴史
絡新婦(じょろうぐも)は、美女に化けて男を誘う蜘蛛の妖怪として、江戸時代の妖怪画や各地の伝説に登場します。滝や淵で休む人の足にこっそり糸をかけ、水中へ引き込もうとしたが、糸を切り株に移しておいたので切り株のほうが引き込まれた、という話が各地の滝や淵に伝わっています。
当サイトの考察
当サイトの見方では、伝説の男が助かったのは、糸に「気づいて」付け替えたからです。夢の中で足元や体に糸が絡んでいたなら、自分を縛るものにもう半分気づいている段階。糸がきらきら美しく見えたなら、まだ魅力のほうが勝っていて、手放す決心がついていないのかもしれません。
当サイトの見方:もう一歩深く
ジョロウグモという名前は、秋の庭先や生け垣で、黄色と黒の縞模様の大きな蜘蛛として実際に目にするものでもあります。日の光を受けて金色に光る大きな巣を、思わず立ち止まって眺めた人もいるでしょう。当サイトの見方では、絡新婦の夢に漂う怖さの一部は、こうした身近な美しさと、気づかずに顔から巣に突っ込んでしまう不快さが重なったものです。夢の中で糸がどこに張られていたかに注目してください。玄関や通い慣れた道なら、毎日の暮らしの中に、気づかないうちに絡まっている習慣や人間関係がある印。寝室なら、休む場所にまで誰かの影響が入り込んでいるのかもしれません。美しい女の誘いに自分から近づいていたなら、心地よさと引き換えに何かを差し出している自覚が、うっすらあるのでしょう。これは推察ですが、糸を自分の手で払いのけた夢は、絡まりかけた関係から距離を取る力が、もう育っている印だと当サイトは考えます。
目覚めた朝にできること
最近「断りにくくて続けている」約束や習慣を一つ見直してください。切り株に糸を移すように、少しずつ距離を取る方法から始めて構いません。
こんな場面なら
- ◎吉 味方になる・宝をくれる……座敷わらしの言い伝えのように、福が来る兆し
- ▲注意 化かされる・さらわれる……見えていない罠や、人の言葉への注意
- 正体が分かる……恐れていたことの中身が見えて、不安が消える兆し
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. 絡新婦の夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます。美しい女に化ける蜘蛛の妖怪。魅力的な誘いの裏にある束縛や、気づかぬうちに絡め取られる関係への注意とされる。
Q. 絡新婦の夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 絡新婦の夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 最近「断りにくくて続けている」約束や習慣を一つ見直してください。切り株に糸を移すように、少しずつ距離を取る方法から始めて構いません。
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※ 夢占いは心理学・民間伝承にもとづく娯楽としての解釈であり、科学的に証明されたものではありません。「当サイトの考察」は当サイト独自の推察です。