◎ 吉夢 言い伝えでは吉とされる夢
土の中の虫が目覚める頃。眠っていた意欲や計画が動き出す兆し。
心理学から見ると
啓蟄の夢は、しばらく眠らせていた意欲や興味が、意識の表面に戻り始めている状態と読めます。人は停滞期のあとに、自分でも理由の分からない落ち着かなさを感じることがあり、夢はそれを土から這い出す虫の姿で見せているとも考えられます。気味悪さより、動き出す力に目を向けたい夢です。
言い伝えと歴史
啓蟄は二十四節気の一つで、3月6日頃にあたり、冬ごもりしていた虫が土から出てくる頃とされます。この時期に鳴る春の雷は「虫出しの雷」と呼ばれ、眠っていた生き物を起こす合図と考えられてきました。昔の人は、目に見えない地中の動きを季節の言葉として大切にしていたのです。
当サイトの考察
当サイトの見方では、啓蟄の夢は「何が出てきたか」で読み分けられます。小さな虫や芽なら、昔諦めた趣味や夢が小さく再開を求めている印。大量の虫が湧き出して怖かったなら、抑え込んできた不満や後回しにした用事が、一気に動き出そうとしているのかもしれません。どちらも、土の下で生きていたからこそ出てこられたものです。
当サイトの見方:もう一歩深く
啓蟄の頃、各地の庭園や城では、冬の間に松の幹へ巻いておいた菰を外す「菰外し」が行われます。藁の菰に虫を集めて焼くための、昔ながらの手入れとされてきました。つまりこの時期は、冬を越すために巻いていた覆いを取り払う節目でもあります。当サイトの見方では、啓蟄の夢は、虫が出てくることと同じくらい「覆いを外すこと」に意味があると読めます。夢の中で厚い上着を脱いでいたなら、身を守るために着込んでいた慎重さを、そろそろ緩めてもよい時期。重い蓋や戸板を持ち上げていたなら、閉じ込めていた本音を外へ出そうとしているのでしょう。土の中から顔を出したのが自分自身だった夢は、これは推察ですが、長く人前に出ることを避けてきた気持ちが、ようやく外の光を求め始めた印ではないかと考えます。目覚めたばかりの虫の動きは、まだぎこちないものです。久しぶりに動き出す心も、最初はうまくいかなくて当然だと受け止めてよいのでしょう。
目覚めた朝にできること
しまい込んでいた道具やノートを一つ出して、5分だけ触れてみてください。目覚めかけた意欲に、出口をつくってあげることになります。
こんな場面なら
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
よくある質問
Q. 啓蟄の夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 言い伝えでは吉とされる夢。土の中の虫が目覚める頃。眠っていた意欲や計画が動き出す兆し。
Q. 啓蟄の夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 啓蟄の夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. しまい込んでいた道具やノートを一つ出して、5分だけ触れてみてください。目覚めかけた意欲に、出口をつくってあげることになります。
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