▲ 凶夢寄り(注意のサイン) 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます
感情の乱れや先の見えない状況の象徴。流れが激しいほどトラブルや混乱に注意とされるが、やがて澄む流れでもある。
心理学から見ると
水は感情を表すとよく言われ、濁った川は整理のつかない気持ちや、底が見えない不安を映すと読めます。何が原因で心がかき乱されているのか、自分でもはっきりしない時期に見やすい夢とされます。岸から眺めていたなら、まだ距離を置いて状況を見られている状態です。
言い伝えと歴史
雨の多い日本では、大雨のあとの濁流は田畑や家を呑む恐ろしいものとして語り継がれ、治水は古くから暮らしの大きな課題でした。川の荒れを水の神の怒りとして鎮める祭りも各地に伝わります。夢占いでも、濁流は「思いがけない混乱」の知らせとして扱われることが多い題材です。
当サイトの考察
当サイトの見方では、濁った水の中に「何かが見えそうで見えない」と感じたかどうかが分かれ目です。底に沈んだ影や、流れてくる物の正体が気になったなら、心の奥に言葉にしていない不満や秘密があるのかもしれません。何も見えないまま濁りが薄れていったなら、時間が解決する種類の悩みと読めます。
当サイトの見方:もう一歩深く
日本語には「清濁併せ呑む」という言葉があり、善いものも悪いものも分け隔てなく受け入れる度量の広さを表します。濁った川の夢は不安の表れと読まれがちですが、当サイトの見方では、この言葉のように、きれいごとだけでは片づかない現実を受け止めようとしている心の成長の姿でもあります。夢の中で濁った川にためらわず入っていけたなら、白黒をつけにくい人間関係や仕事の事情を、ある程度のみ込んで進める覚悟ができている印です。反対に、岸から一歩も近づけなかったなら、曖昧なものを受け入れることへの抵抗がまだ強いのでしょう。濁った水の中を魚が泳いでいるのを見たなら、混乱した環境の中でもしなやかに生きていける力があなたにあると読めます。また、雨上がりの濁った川は、時間がたてば泥が沈み、少しずつ澄んでいくものです。これは推察ですが、この夢を見る人は、今すぐ答えを出さなければと自分を急かしているのではないでしょうか。濁りが沈むのを待つことも、立派な選択です。
目覚めた朝にできること
頭の中の気がかりを、思いつくまま紙に書き出してみてください。書いたものを「今できること」と「待つしかないこと」に分けるだけで、心の濁りが少し沈みます。
こんな場面なら
- ◎吉 穏やか・澄んでいる……心が落ち着き、物事が順調に流れる兆し
- ▲注意 荒れている・飲み込まれる……感情があふれそう、または周りの変化に振り回されている
- 眺めているだけ……変化を少し離れた所から見ている。準備の時期
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. 濁った川の夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます。感情の乱れや先の見えない状況の象徴。流れが激しいほどトラブルや混乱に注意とされるが、やがて澄む流れでもある。
Q. 濁った川の夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 濁った川の夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 頭の中の気がかりを、思いつくまま紙に書き出してみてください。書いたものを「今できること」と「待つしかないこと」に分けるだけで、心の濁りが少し沈みます。
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