○ 心を映す夢 吉凶よりも、今の気持ちや状態を映す夢として読みます
多くの悩みが一度に押し寄せている表れ。行列が過ぎ去れば、落ち着きが戻るとされる。
心理学から見ると
たくさんの異形が列をなして通り過ぎる夢は、いくつもの悩みや用事が一度に押し寄せ、心が処理しきれなくなっている状態と読めます。一つひとつは小さくても、まとまると圧倒される、その感覚が行列の姿をとっていると考えられます。物陰から見ていたのか、列に巻き込まれたのかで、今の余裕の度合いが分かります。
言い伝えと歴史
平安時代の説話には、夜の都大路を鬼たちが行列して歩き、出くわした者が命を落としかけたという話が伝わります。百鬼夜行が現れる日は外出を控えるべき夜とされ、お守りの経文のおかげで難を逃れたという話もあります。のちには古い道具の化け物が練り歩く絵巻が描かれ、恐ろしさの中にどこかにぎやかさも加わりました。
当サイトの考察
当サイトの見方では、百鬼夜行は「通り過ぎるもの」だということが大切です。昔の人は、戦うのではなく、息をひそめて行列が去るのを待ちました。夢の中で行列の終わりが見えたなら、今の忙しさや混乱には必ず区切りがくる印。終わりが見えなかったなら、全部を一人で受け止めようとせず、やり過ごす知恵を使う時期だと考えます。
当サイトの見方:もう一歩深く
百鬼夜行の絵巻には、恐ろしいだけでなく、どこかとぼけた表情の妖怪たちがたくさん描かれています。古い傘や琵琶、釜や草履が手足を生やして歩く姿は、捨てられた道具たちが行列をなしているようにも見えます。長く使われた道具には魂が宿るという考え方は付喪神と呼ばれ、物を大切にしてきた暮らしの感覚とも結びついています。当サイトの見方では、百鬼夜行の夢を見る人は、片づけられないままの悩みや、後回しにしてきた用事が、心の中で列をなしている状態にあることが多いように思います。一つひとつは小さくても、まとめてやってくると圧倒されてしまうのです。これは推察ですが、行列の中に見覚えのある道具や物が混ざっていた夢は、使わなくなったのに手放せない物や思い出への、ささやかな心残りの表れでしょう。行列を物陰から眺めながら、どこか楽しさも感じていた夢なら、混乱の中にも面白みを見つけられる、しなやかな心の強さが育っていると当サイトは考えます。
目覚めた朝にできること
今日の用事をすべて書き出し、明日以降に回せるものに印をつけてみてください。全部を今日片づけなくても、行列はいずれ通り過ぎます。
こんな場面なら
- ◎吉 味方になる・宝をくれる……座敷わらしの言い伝えのように、福が来る兆し
- ▲注意 化かされる・さらわれる……見えていない罠や、人の言葉への注意
- 正体が分かる……恐れていたことの中身が見えて、不安が消える兆し
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
よくある質問
Q. 百鬼夜行の夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 吉凶よりも、今の気持ちや状態を映す夢として読みます。多くの悩みが一度に押し寄せている表れ。行列が過ぎ去れば、落ち着きが戻るとされる。
Q. 百鬼夜行の夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 百鬼夜行の夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 今日の用事をすべて書き出し、明日以降に回せるものに印をつけてみてください。全部を今日片づけなくても、行列はいずれ通り過ぎます。
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