▲ 凶夢寄り(注意のサイン) 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます
二十歳まで覚えていると不幸になるという言葉の都市伝説。忘れたい記憶や、言葉にとらわれる不安の象徴。
心理学から見ると
紫鏡の夢は、ある言葉や記憶にとらわれ、忘れようとするほど思い出してしまう状態と読めます。心理学では、特定のことを考えまいとすると、かえってそのことが頭に浮かびやすくなる現象が知られています。夢は、頭から離れない一言がどれほど心を縛っているかを示しているとも考えられます。
言い伝えと歴史
紫鏡は、その言葉を二十歳まで覚えていると不幸になる、あるいは死んでしまうという都市伝説です。昭和の後半ごろから子どもたちの間で語られ、覚えてしまった人のために「打ち消しの言葉」も一緒に伝わる地域もあります。言葉そのものが呪いになるという、日本の言霊の感覚と重なる話です。
当サイトの考察
当サイトの見方では、紫鏡の夢に映るのは「誰かに言われた一言」です。鏡に自分の顔が映っていたなら、自分で自分に言い聞かせてきた否定の言葉。知らない顔が映っていたなら、過去に他人から受けた言葉が、今も期限付きの呪いのように残っているのでしょう。二十歳という区切りは、大人になっても手放せない幼い傷の象徴とも読めます。
当サイトの見方:もう一歩深く
紫鏡の話には、怖い言い伝えと一緒に、「別の言葉を覚えておけば大丈夫」という打ち消しの話が添えられることがよくありました。子どもたちは、怖がらせ合うだけでなく、互いを安心させるための言葉も一緒に作り出していたのです。もちろん、どちらも実際の力を持つものではありません。当サイトの見方では、紫鏡の夢を見る人は、頭から離れない言葉への不安と同時に、それを打ち消してくれる言葉を探している状態です。夢の場面で読みは変わります。鏡の色がだんだん薄くなっていったなら、気にしていた言葉の影響が弱まりつつある印。鏡を割ってしまったなら、強引にでも忘れたい気持ちの強さでしょう。誰かと一緒に鏡をのぞいていたなら、その言葉はあなた一人ではなく、周りの人との間で生まれたものかもしれません。これは推察ですが、二十歳を過ぎた今もこの夢を見るなら、年齢の節目に何か区切りをつけたい気持ちがあると当サイトは考えます。
目覚めた朝にできること
頭から離れない言葉があれば、紙に書いてから、その横に今の自分が言い返したい一文を書き足してください。言葉には言葉で上書きできます。
こんな場面なら
- 噂を聞くだけ……周りの話に心が揺れている。情報を選ぶ時期
- ▲注意 自分が当事者になる……逃げ場のない不安や、ネットの見すぎによる疲れ
- ◎吉 逃げ切る・謎を解く……不安を自分の力で乗り越えられる
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. 紫鏡の夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます。二十歳まで覚えていると不幸になるという言葉の都市伝説。忘れたい記憶や、言葉にとらわれる不安の象徴。
Q. 紫鏡の夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 紫鏡の夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 頭から離れない言葉があれば、紙に書いてから、その横に今の自分が言い返したい一文を書き足してください。言葉には言葉で上書きできます。
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