▲ 凶夢寄り(注意のサイン) 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます
気づいていない不安や、過去の記憶が形になった夢。怖くなければ、見守りのサイン。
心理学から見ると
幽霊を見る夢は、意識の外に押しやってきた記憶や感情が、輪郭のぼやけた姿で戻ってきた状態と読めます。ユングのいう「影」、つまり自分で認めたくない自分の一面が、他人の姿を借りて現れることもあるとされます。怖さの強さは、その記憶の重さと比例しているとも考えられます。
言い伝えと歴史
日本の幽霊は、白い着物に長い黒髪、足のない姿で描かれることが多く、この姿は江戸時代の幽霊画や芝居を通じて広まったとされます。丑三つ時に現れる、恨みを残した者が出る、といった語られ方も怪談の中で定着しました。夢占いでは、怖くない幽霊は見守りのしるしと読まれます。
当サイトの考察
当サイトの見方では、幽霊の夢は「目が合ったかどうか」で読み分けられます。遠くに立っているだけで目が合わなかったなら、まだ向き合う準備の整っていない記憶。こちらをじっと見ていたなら、その記憶の方が、そろそろ見てほしいと訴えているのかもしれません。幽霊は多くの場合、何かを伝え残した存在として語られてきたことを思い出してください。
当サイトの見方:もう一歩深く
人には、壁のしみや木目、雲の形の中に、つい人の顔を見つけてしまう性質があることが知られています。暗がりの中に立つ人影に見えたものが、近づいてみるとただの洋服や木の枝だった、という経験をした人も多いでしょう。いわゆる心霊写真と呼ばれるものの中にも、こうした見え方によって生まれたものがあると考えられています。人の心は、あいまいなものの中に顔や気配を読み取ろうとするようにできているのです。当サイトの見方では、幽霊を見る夢を見る人は、はっきりしない不安や気がかりを、心が何とか一つの形にまとめようとしている状態にあることが多いようです。鏡の中に幽霊が映っていたなら、自分の中の見たくない一面に気づきかけている印。子どもの頃に住んでいた家で見たなら、その頃の記憶に置き忘れてきた感情があるのかもしれません。今も生きている知人が幽霊として現れたなら、その人との関係が遠くなっていく寂しさとも読めます。これは推察ですが、幽霊の顔をはっきり思い出せない夢ほど、不安の正体もまだ形になっていないと考えます。
目覚めた朝にできること
最近ずっと考えないようにしていることを一つだけ思い浮かべ、手帳の隅に書いておいてください。すぐに向き合わなくても、名前をつけるだけで怖さは和らぎます。
こんな場面なら
- ◎吉 静かに見守っている……守られている、または伝えたいことがあるという知らせ
- ▲注意 追ってくる・襲ってくる……向き合っていない不安や疲れの形。現実では休息を
- 言葉をかけてくる……言葉の中身がそのままお告げ。覚えている言葉を書き留めて
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. 幽霊を見る夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます。気づいていない不安や、過去の記憶が形になった夢。怖くなければ、見守りのサイン。
Q. 幽霊を見る夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 幽霊を見る夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 最近ずっと考えないようにしていることを一つだけ思い浮かべ、手帳の隅に書いておいてください。すぐに向き合わなくても、名前をつけるだけで怖さは和らぎます。
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