▲ 凶夢寄り(注意のサイン) 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます
安心できる場所や原点への回帰の象徴。疲れていて休息を求めているサインとも言われる。
心理学から見ると
実家は、自分の土台、守られていた頃の安心感の象徴です。疲れているときや大きな決断を前にしたとき、心が原点に戻って力を借りようとする夢と考えられます。誰がいたかで意味が変わり、親が迎えてくれたなら支えを求める気持ち、誰もいない実家を歩いていたなら、戻れない時間への寂しさや、自分が大人として独り立ちした実感が映っていると読めます。
言い伝えと歴史
日本ではお盆や正月に里帰りする習わしがあるように、実家に戻ることは心身を整え直す節目とされてきました。家の中心には台所の火を守る竈神が祀られ、家族の暮らしを見守ると考えられた地域もあります。家を支える一番太い柱を「大黒柱」と呼び、一家の働き手をそう例えるのも、家と人が一体と考えられてきた名残です。仏壇のある家では、実家は先祖と会う場所でもありました。
当サイトの考察
当サイトの見方では、実家の夢で「昔の部屋」がそのままだったなら、あなたの原点はぶれていません。様子が変わっていたなら、あなた自身が変わった証拠です。ただ、もう取り壊された家や、亡くなった家族がふつうに暮らしている実家の夢は、少しだけ別の意味を持ちます。それは過去に戻りたい願いというより、置いてきた気持ちを取りに帰りたいという心の旅なのだと考えます。
当サイトの見方:もう一歩深く
実家の夢では、実家に着いてからよりも、実家へ向かう道のりが印象に残ることがあります。電車を乗り継いでも、なぜかなかなか実家にたどり着けない夢です。当サイトの見方では、これは休みたい、甘えたいという気持ちがあるのに、今の責任や忙しさがそれを許さないもどかしさの表れと読めます。また、実家の玄関を開けた瞬間に、懐かしい匂いがした夢もあります。匂いは記憶と強く結びつくとよく言われ、夢の中でまで匂いを感じたなら、心がそれだけ深く安心できる場所を求めているのでしょう。実家で子どもの頃のように振る舞っていた夢は、大人としての役割を一時的に下ろしたい願い。反対に、自分が親の立場になって家族の世話をしていた夢は、家族の中での自分の役目が変わりつつあることを感じ取っているのかもしれません。これは推察ですが、実家の夢をよく見る時期は、遠く離れた家族の体調や暮らしを、心のどこかで気にかけている時期とも重なっているのだと思います。
目覚めた朝にできること
家族や昔からの友人に近況を一言伝えてみてください。実家を離れて長いなら、子どもの頃によく食べた料理を一品作るのも、心を原点に戻す小さな里帰りになります。
こんな場面なら
- ◎吉 明るい・広い・きれい……心に余裕がある、よい方向へ進んでいる
- ▲注意 暗い・狭い・荒れている……閉じ込められた気持ちや、疲れの表れ
- 出られない・迷う……進む道に迷っている。焦らず立ち止まる時期
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. 実家の夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます。安心できる場所や原点への回帰の象徴。疲れていて休息を求めているサインとも言われる。
Q. 実家の夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 実家の夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 家族や昔からの友人に近況を一言伝えてみてください。実家を離れて長いなら、子どもの頃によく食べた料理を一品作るのも、心を原点に戻す小さな里帰りになります。
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