▲ 凶夢寄り(注意のサイン) 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます
運気の急な上下の象徴。上がれば急上昇、止まったり落ちたりすれば思わぬ停滞への注意とされる。
心理学から見ると
エレベーターは、自分の力ではなく仕組みに運ばれて上下する乗り物です。心理学的には、評価や立場が自分の手の届かないところで変わっていく感覚を映すとされます。窓のない小さな箱に他人と閉じ込められる空間でもあるため、ひとりで乗っていたか、知らない人と乗り合わせたかで読みは変わり、後者なら、距離を選べない人間関係への息苦しさが表れているとも考えられます。
言い伝えと歴史
夢占いでは、上がるエレベーターは運気上昇、止まる・落ちるエレベーターは思わぬ停滞への注意とされます。インターネット掲示板で広まった「エレベーターで異世界に行く方法」のように、エレベーターは現代の怪談で異界への入り口として語られてきました。日本では病院やホテルで「4」や「9」の番号を避ける例もあり、新しい機械の中にも古い忌み数の感覚が生きています。
当サイトの考察
当サイトの見方では、押したはずのない階に止まる夢は「予定外の出会い」の予告です。扉の向こうに誰がいたかを覚えておいてください。一方、表示のない階や、どこまでも下へ降りていく夢は、行き先を他人の仕組みに預けすぎている不安の表れです。ボタンを押しても反応しない箱の中の心細さは、努力が報われない職場や社会に置かれた現代人の、静かな悲鳴なのかもしれません。
当サイトの見方:もう一歩深く
エレベーターの夢では、乗っている人の数や箱の形にも気持ちが表れます。満員で身動きが取れないエレベーターは、人の多い職場や家庭の中で、自分の場所を確保できずに息苦しさを感じている状態と読めます。当サイトの見方では、壁がガラス張りで外の景色が見えるエレベーターなら、自分の立場の変化が周りに見られていることへの意識の表れでしょう。上昇していく景色に高揚していたなら成功への期待、足がすくんでいたなら注目されることへの怖さです。また、上下ではなく横や斜めに動き出すエレベーターの夢もあります。これは推察ですが、それは今の暮らしの中で、思っていたのとはまったく違う方向に物事が動き出している戸惑いを映しているのかもしれません。行きたい階のボタンが多すぎて選べなかった夢なら、選択肢の多さに迷っている状態です。エレベーターは自分で歩かずに運ばれる乗り物だからこそ、その夢は、今の自分が何に運ばれているかを問いかけています。
目覚めた朝にできること
今日は一度だけ、エレベーターではなく階段を使ってみてください。自分の足で上がる感覚を取り戻すための、小さなおまじないです。
こんな場面なら
- ◎吉 明るい・広い・きれい……心に余裕がある、よい方向へ進んでいる
- ▲注意 暗い・狭い・荒れている……閉じ込められた気持ちや、疲れの表れ
- 出られない・迷う……進む道に迷っている。焦らず立ち止まる時期
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. エレベーターの夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます。運気の急な上下の象徴。上がれば急上昇、止まったり落ちたりすれば思わぬ停滞への注意とされる。
Q. エレベーターの夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. エレベーターの夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 今日は一度だけ、エレベーターではなく階段を使ってみてください。自分の足で上がる感覚を取り戻すための、小さなおまじないです。
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