▲ 凶夢寄り(注意のサイン) 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます
自分自身の心や体の状態の象徴とされる。立派な家は充実、壊れた家は疲れや不安の表れとされる。
心理学から見ると
ユングは1909年、何層にも地下へ続く家の夢を見て、家を「心の構造」と考えるきっかけにしたと語っています。上の階は意識、地下は奥深い無意識。夢の家のどの部屋にいたかが、心のどこを見つめているかを表します。今住んでいる家か、見覚えのない家かも大切で、見知らぬ家なら、まだ自分でも把握していない心の領域に足を踏み入れている段階と読めます。
言い伝えと歴史
日本では家に屋敷神や座敷わらしが宿るとされ、家の栄えは守り神しだいと考えられてきました。家を建てるときは北東の「鬼門」を避けて水回りや玄関を置かない、といった家相の考えも広く知られています。夜に家がきしむ音を、昔の人は「家鳴り」という小さな妖怪のしわざと考えました。家は住む人を守ると同時に、目に見えないものと同居する場所でもあったのです。
当サイトの考察
当サイトの見方では、夢の中で「知らない部屋」を見つけたら、それは最高の吉夢です。まだ使っていない才能や、気づいていない心の広さが見つかった印。ただし、その部屋の扉を自分から閉じて見なかったことにしたなら、今は向き合う準備ができていない心の領域です。家鳴りのような物音だけが聞こえた家は、言葉になっていない不安が、心の壁の中で小さく鳴り続けている状態なのだと考えます。
当サイトの見方:もう一歩深く
家の夢では、家の中だけでなく、外から家を眺めていた場面にも意味があります。当サイトの見方では、遠くから自分の家を見ていた夢は、今の暮らしや自分自身を少し離れたところから見直そうとしている心の動きと読めます。家が実際より小さく見えたなら、今の生活に窮屈さを感じている印かもしれません。また、引っ越しの準備をしている夢は、住まいそのものより、生き方や人間関係を入れ替えたい気持ちの表れでしょう。段ボールに何を詰めていたか、何を置いていこうとしていたかが、手放したいものと持ち続けたいものを教えてくれます。家の中に知らない人が勝手に住みついていた夢は、自分の心の領域に、誰かの考えや期待が入り込みすぎている状態とも考えられます。これは推察ですが、家が増築されて部屋がどんどん増えていく夢を見る人は、今まさに新しい役割や経験を受け入れ、心の器を広げている最中なのだと思います。そのぶん疲れやすい時期でもあるので、休む部屋も忘れずに。
目覚めた朝にできること
家の中でいちばん散らかっている場所を一か所だけ片づけてください。夢で気になった部屋に似た場所が現実の家にあれば、そこから手を入れると気持ちが落ち着きやすくなります。
こんな場面なら
- ◎吉 明るい・広い・きれい……心に余裕がある、よい方向へ進んでいる
- ▲注意 暗い・狭い・荒れている……閉じ込められた気持ちや、疲れの表れ
- 出られない・迷う……進む道に迷っている。焦らず立ち止まる時期
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. 家の夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます。自分自身の心や体の状態の象徴とされる。立派な家は充実、壊れた家は疲れや不安の表れとされる。
Q. 家の夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 家の夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 家の中でいちばん散らかっている場所を一か所だけ片づけてください。夢で気になった部屋に似た場所が現実の家にあれば、そこから手を入れると気持ちが落ち着きやすくなります。
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