◇ 吉凶は場面しだい 同じ夢でも場面で吉にも凶にも読まれる夢。下の「こんな場面なら」で読み分けます
自由さや気まぐれ、女性的な直感の象徴とされる。すり寄る猫は魅力が高まるサイン、引っかかれる夢は身近な人の本音や嫉妬への注意とも言われる。
心理学から見ると
猫は自立心や直感、しなやかさの象徴として読まれることが多い動物です。猫があなたにどう接したかで、自分の中のそうした力を受け入れられているかが分かると考えられます。膝の上で眠る猫なら安心と自己受容、背を向けて去る猫なら大切な人の気持ちが離れる不安、じっと見つめる猫なら、自分の直感に気づいてほしいという心の声とも読めます。
言い伝えと歴史
日本では招き猫が福を招く一方、長く生きた猫は尾が裂けて猫又になるとも、化け猫になるとも恐れられてきました。佐賀藩の「鍋島の化け猫騒動」は芝居や講談で広く語られた怪談です。黒猫は横切ると不吉と言われることもありますが、日本では魔除けや福を呼ぶ猫として大切にされた例もあり、古代エジプトでは猫は女神バステトと結びつく神聖な動物でした。
当サイトの考察
当サイトの見方では、猫の夢は「飼いならせないもの」との付き合い方を問う夢です。人のそばで暮らしながら決して人に従いきらない猫は、福にも化け物にもなりました。何でもきちんとこなそうとする人ほど、夢の猫は自由にふるまいます。化け猫が怖かったなら、抑え込んだ気まぐれや本音が、我慢の限界を越えて化けて出たのかもしれません。
当サイトの見方:もう一歩深く
猫が日本に広まった理由の一つとして、大切な経典や穀物をネズミから守るために大陸から連れてこられた、という説がよく語られます。猫は人の暮らしを守る働き手として迎えられ、やがて家族の一員になっていきました。猫は夜明けや夕暮れに活発になる動物で、人が眠りにつく頃に目を輝かせ、家の中をそっと歩き回ります。当サイトの見方では、猫の夢は、あなたの「夜の顔」、つまり昼間は見せない本音や感覚が動き出している時期に見やすい夢です。猫が獲物をくわえて見せに来た夢なら、あなたの努力を誰かに認めてほしい気持ち。たくさんの猫に囲まれていた夢は、気ままさを許してくれる場所を求めている状態か、反対に、多くの人の気まぐれに振り回されている疲れとも読めます。猫が人の言葉を話した夢は、直感が言葉になりかけている合図かもしれません。これは推察ですが、猫がのどを鳴らしながら寄り添ってきた夢は、頑張りすぎていたあなたに「そのままで大丈夫」と伝えるための、心からの贈り物なのでしょう。
目覚めた朝にできること
今日は一つだけ、予定にない気ままなことをしてみてください。気分が乗らない誘いを一つ断るのも、猫にならった小さな自由です。
こんな場面なら
- ◎吉 近づいてくる・なついてくる……味方や助けが近づいている兆し
- ▲注意 襲ってくる・噛まれる……抑えている感情や、身近な人との摩擦への注意
- 死んでいる・弱っている……その動物が表す力(本能・元気)が落ちているサイン
- 大きい・白い・金色……意味が強まる。白や金は吉の度合いが上がるとされる
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. 猫の夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 同じ夢でも場面で吉にも凶にも読まれる夢。下の「こんな場面なら」で読み分けます。自由さや気まぐれ、女性的な直感の象徴とされる。すり寄る猫は魅力が高まるサイン、引っかかれる夢は身近な人の本音や嫉妬への注意とも言われる。
Q. 猫の夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 猫の夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 今日は一つだけ、予定にない気ままなことをしてみてください。気分が乗らない誘いを一つ断るのも、猫にならった小さな自由です。
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